ALL FOR ONE & ONE FOR ALL !
スマトラ沖地震・津波が起きて2週間がたつ。それは人知をこえた未曾有の大災害だ。
あまりの被害の大きさにお見舞いの言葉さえ虚しい気がする。
徐々に被害を伝える映像が舞い込んできたが、それはすさまじいばかりの津波の破壊力を映し出している。当然、地震の震源地付近では地震の被害も相当なもののはずだ。当初は死亡者の数も2万人と言っていたが、これはそんなものではないだろうと思っていた。やはり、2週間たつとその数は15万人と伝えられている。いや、こんな予想はいやだが20万人くらいの人々が亡くなられているのではないか?そして続いて起こる二次災害についても心配される。
幸い世界的に支援の行動が速やかに行われている。個人的な献金も有名人を含めかなり集まっているようだ。EUでは被災者が多いこともあって被災地の救済に力をいれている。また、国連もかなり迅速に対応しているようだ。やはり、世界的な規模の組織が動くのが一番いい。国連自体も問題がないわけではないがやはり頼りになるし、応援してあげたい。ここには、EUも国連もアメリカのイラク攻撃によってづたづたにされた力を再び呼び戻したいという思惑もあるのかもしれない。しかし、そんなことはどうでもよい少しでも災害にあわれた人々を救うのが先だ。
現地からの報告を見ているとこのあと二次災害が起こることは容易に推測できる。伝染病や赤痢など考えられるそうだ。そして、下痢などで脱水症状も起きる。しかし被災地、被災国は「水」がないようだ。これでは水分補給ができず大した病気でもないのに死んでしまう。衛生状態も悪くなる。ここは、お金も必要であるけれど素人考えだが、タンカーなどで水を送れないだろうか?日本の国会議員の中には船舶関係に明るい方たちがいるはずだ。個人の力では限界がある。そのように大きな権限のある方たちが動いてくれないか?ぜひ、検討していただきたい。
欧米のミュージシャンたちは早速チャリティー・コンサートなどを開催することを検討しているようだ。こういったコンサートの有効性はあまり期待できないが、これもやらないよりましだ。日本でも必ず開催されることを期待する。より自然なかたちで援助ができるならより多くの人たちに受け入れられるだろう。ハロプロでやってもいいよ。そのときはぜひ参加したい。
『ALL FOR ONE & ONE FOR ALL ! 』
全体主義、滅私奉公の歌じゃないよ。連帯の歌だ!(つんくPがそこまで考えてつくったかわたしにはわからないが)
この災害の悲劇を機会にイラク攻撃によって引き裂かれた世界をひとつに、そしてより寛容な世界に導くことができればと人類の英知に期待する。
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