今週の「娘DOKYU!」(31)
今週の「娘DOKYU!」第31週をお届けいたします。いよいよ、われらが絵里ちゃん番組にご登場であります。いや〜楽しいでございますわよ、絵里ちゃんは。もう、見ているだけいやな事忘れちゃうね!! かわいくて、おもしろくって、素直で、歌がうまい!? ここはご意見がいろいろあるかもしれませんが、とにかくいい!!! 番組では絵里ちゃんものびのび自分の世界を作り出しています。もともとこの娘。はこういう娘なんだ。やっと自分らしさが出せるようになったね。わたしはうれしいよ。でも、絵里ちゃんにはまだまだ潜在能力があるはずだ!! なにせ「能ある鷹は爪を隠す」といいますからね。それではどうぞ。
●11月1日(火)
「ほら、タコ。ちょっと上手じゃないですか」
ウインナーで出来たタコをカメラに向ける。その後、においを嗅ぐ道重。
「焦げ臭いけど、うふふ」
「ふ〜、なんか疲れちゃった。なにしようか、次ぎはハンバーグを焼こう」
「これね、もとは家で作ってきました、と言うのはうそなんですけど。このままやっちゃっていいのかな」
「洗うのかな。いいか」
「待って、待って。え〜とチーズを」
「あ〜こんな時に限って。あ〜焦げちゃうよ」
うまくチーズを取りだせない。その間にフライパンのハンバーグは焼けていく。
「絵里はチーズハンバーグが大好きなですよ。大好物なんです」
「チーズが大きい。ちょっとだけちぎって。あ〜焦げちゃうよ」
ハンバーグにチーズを乗せる道重。
「あ〜いい感じ。すごいいいにおいがして来た、ハンバーグの」
「すごい、すごい、すごい。これなら絶対喜んでくれる。え〜超おいしそう〜、やばい」
「やばい、これはいい」
盛り付けをする。
「次ぎなんだっけ、チャーハンを作ろうと思います」
「絵里でしょ。あっ、亀」
「できた。は〜、亀のしっぽが破れた」
ハムに包丁を入れ、形を作る道重。
「びょ〜ん。ハート形です。亀です」
「これをチャーハンの中に入れて、チャーハンの中に入れるの、まっいいか」
「でも待って、どうやって作ればいいのかわかんない」
「おかあさんに作り方聞いてみます」
電話する道重。
「ぷるる。あっお母さん。あのさ〜、今からチャーハンつくるんやけど作り方教えて」
「油ひいて、あっ、待って待って」
携帯片手にフライパンに油を流し込む道重。
●11月2日(水)
「はぁ〜っ、ポップコーンみたい」
「え、大丈夫、お母さん」
「はぁ〜、大丈夫これ」
バチバチ言うフライパンに後ずさりする道重。
「ちょっと、これ、うれしい。初めて自分で作った」
弁当に盛り合わせる。
「おかあさんって大変なんだな」
「真ん中にさっき作ったハート形のやつを。でもケチャップとベーコンの色が一緒だからちょっとまだご飯のところだけだけど見てください」
弁当をカメラに向ける。
「真ん中にハート形があります。これはさゆみとさゆみのお母さんが二人三脚で作ったご飯です」
「で次ぎは、緊張する、ここ。どうやって入れたらおいしそうに見えるかな」
「タコのウインナーと一番かわいく出来たカニのウインナーと普通のハンバーグも入れておこう」
別の弁当箱に次々とおかずを入れていく。
「よし。出来た。見てください。私の初挑戦のお弁当です」
2つの弁当箱を交互に見せる。
「ちょっと隙間があったりしてるんですけど、このチーズハンバーグがすごいおいしそうじゃないですか。いいにおい」
「次ぎは絵里なんで、絵里にメッセージを書きたいと思います」
「さゆみが初めて作ったお弁当食べてください」
メッセージを手紙に書く道重。
「よし、出来ました。じゃ、次ぎ絵里にバトンタッチします」
「さゆからの手紙。さゆからの手紙は何回ももらっているんですよ」
今までと違うお部屋に亀井がいる。手紙を取り出す。
「でも私は一度も返してないくらい返してないんですけども。えっと、絵里へ、さゆみが人生初めて作ったお弁当を食べてください。そして、ギャグを連発。感動したお話をしてください。で、自分で台本を書いて、ストーリーを作って、自分ひとりで演技をして欲しいです。さゆみより」
「え〜無理だよ、無理。これ絶対無理。絵里、寒いって言われてるのに、ギャグを連発とか、やばい」
「ま、でも最初にさゆがせっかく作ってくれたお弁当を食べてみよぉ」
「なんか見た目もすごい、お弁当箱もかわいくて」
イチゴ柄の包みをほどいて弁当箱を取り出す亀井。
●11月3日(木)
「じゃん。はははっ。ちょっと待って、焦げ臭いんだけど、これ」
吹き出し、においを嗅ぐ亀井。
「焦げ臭いっていうか、これピザのにおいがする」
「ちょっと見てください。この色。コーンとかこれですよ、これ」
箸でつまみ、カメラに見せる。
「焦げてんじゃないですか。黄色い部分ほとんどない」
「うわ〜、うわ〜、うわ〜、うえ〜なんかこれ」
弁当のにおいを嗅ぐ。
「じゃ、こっちから食べようかな。これはなんか普通にお母さんが作ってくれそうな、ちょっと、ちょっと違うけど、なんかお母さんが作ってくれそうな感じです」
「なんか、なんか、やだ。見てください。この中途半端な切り方」
タコのウインナーをカメラに向ける。
「タコにしたかったんですかね、さゆは。これ、ここしかタコになってないんですよ」
「焦げてます。真っ黒です、ここ」
再び焦げてウインナーを見せる亀井。
「え〜、さゆもっと、絵里うまいと思ってたんだけどな〜」
「じゃ、食べてみますね」
「え〜、これおいしいのかな。しかもなんか味あんのかな。いただきま〜す」
不安気な表情をしながら食べる亀井。
「ん〜、ん〜。あっ。でもおいしい。これおいしい」
「これは絵里の大好きなチーズハンバーグなんですけど、チーズハンバーグって、こんなにチーズがまわりにめりめりと付いてるものでしたっけ。ははは」
「ていうか、さゆ全部焦げてる」
「これもこんなですよ、見てください」
チーズハンバーグの焦げている部分を見せる。
「でも、味です、味、味」
「いただきま〜す」
食べる亀井、首を左右に振る。次ぎに水を飲む。
「うえ〜、なんかね〜、や、や、これはおいしくない。さゆ、ごめんね。これはおいしくないや」
「焼き鳥の味とパンの焦げた味がする」
「でもここにスクランブルエッグにケチャップがかかっているから、ちょっとそれを付けて、味を濃くして食べてみます」
食べた後、体をよじらせる亀井。
「おいしくない」
箸を置く、亀井。
「おいしくない、これは」
「なんか食べるのが怖くなってきた。絵里おなかすいてるのに」
箸を持って複雑な表情の亀井。
●11月4日(金)
「え〜、これどうしよう。絵里けっこう開ける前ってイチゴのこういうのだったし、お弁当箱すごいかわいいからけっこうおいしそうな予感はしてたんですけど、いやっ、あまり、あまりでした。じゃあ、ごめんねさゆ。今度食べるよ。よいっしょ、おいしょ」
弁当箱に蓋をし、それを重ねる亀井。
「ごちそうさまでした。ほとんど食べないで終わっちゃたけど」
「やだよ〜これ。じゃ〜ん。分かってるけどさ〜、ギャグを連発」
「ギャグを連発って私どうしたらいいの」
部屋を見渡す亀井。
「え〜と、ふふふ、くるりんぱっ」
帽子を回して被るギャグをする。
「これは面白いと思う。困った時は、くるりんぱってやればいいんですいけど」
「え〜とじゃあ、一発ギャグいきますね。どうしようかな」
「う〜んと、いいものがありましました」
クッションを持ち出す亀井。
「絵里ひとりでやりたくない」
そのクッションを自分の背中に乗せる。
「亀の甲羅」
「ふふふ、おもしろいですよね。亀の甲羅。え〜え。後はね〜、ん〜ん」
「一発ギャグを連発って言われてるけど、え〜えっ。ギャグは思いついたらやるよ、やります、いろんなことを」
「でなんだ、感動した話をしてください」
「けっこう絵里感動するの、いろんなことに対して。最近感動したのは、あのファンクラブツアーで9月に香港にファンの人と行った時に、みんなでご飯食べに行った後に、夜景のきれいなスポットに見に行って、それがめちゃめちゃきれいで、まわりにずらーってあってネオンが輝いている感じで日本じゃありえないくらい、なんかなんか夜なのに昼間みたいってくらい明るくって、いろんな色ですごいきれいで、たしかに百万ドル、百万ドルって聞いた時に百万ドルってどんなんだろうって思ってたんだけど、見たらびっくりでした」
●11月5日(土)
「感動した話ないかな〜、感動娘。と言っておきながらすみませんあまりお話が思いつかないんですよ。くるりんぱっ」
頭をテーブルに付ける亀井。
「おもしろくないですよね。ははは」
「3回言っちゃったんで言い過ぎかなって思って。」
「あっ、じゃあ〜感動したお話なんでおもしろい話をしていいですか、ちょっと最近あった話なんですけど」
「今日なんですけど、あたし寝てたんですよ。で、寝てて朝起きたらお母さんから電話がかかってきて、9時に、なんで家にいるのにお母さんから電話かかってくるんだろうって思って、1回目は無視したんです、眠くて。またすぐかかってきて寝てるんだけどなにって聞くと、お母さん今買い物してるんだって言われて、あ〜そうなんだ、どうしたのって聞いたら今電話したでしょう、わたしに、って言われて、でしてないって言って、あ〜分かったって言ってお母さんが電話をきったですよ。お母さんは絵里がなにか用があると思ってかけてきてくれたんですけど絵里は絶対かけてないと思ったから、そう言い張ったんですけど、その後からまたお母さんからかかってきて、絵里が電話とったら、やっぱあんた電話かけてるって着信履歴に入っているもんって言って、絵里も絶対かけてない思って、お母さんのその電話で起こされたからかけてない、かけてないと思って、じゃあちょっと待ってリダイヤル見てみるからって言って見てみたらお母さんって入っていて絵里は無意識のうちにかけちゃったんだって、ははっは、ははぁ〜。そう言う話なですけど、ふへへへ」
「違う、その時は状況的におもしろかったんですよ、ほんとに」
「なんでさゆこんなこと書くんだろう。自分で台本書いて、へ〜〜」
「ちょっとさゆに聞いてみますね」
携帯電話を持ってくる亀井。
「出るかな。自分で台本書いてなんて私無理無理」
「もしもしって、もしもしじゃないから」
「なにやってるのじゃないから」
「お弁当さ。お疲れじゃなくって、ねえねえねえ、ん、お弁当? お弁当はね、ほんとのこと言っていい? んとね、ほとんど食べなかった。ほとんど食べなかった。最悪って」
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