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12−5−3=レインボー7!?(1)

わたしに中で、モーニング娘。のニューアルバム「レインボー7」は2日で終わった!! これからこのアルバムの感想などを書こうと思うが、辛辣なことも書くかもしれない。しかし、それはモーニング娘。への愛情であって、決して非難しているものではないと思っていただきたい。

今回のアルバムには期待していた。と言うのも、ここ1年でモーニング娘。のさらなる成長を目撃していたわたしは、実力を付けてきた彼女達の力を、プロデューサーであるつんくPも実感しているだろうと思ったからだ。そんなモーニング娘。にふさわしいアルバムを創ってくれるだろう。また、中身の濃い、いままでにない新鮮なアルバムが出来上がるはずと確信していた。だが、それは無惨にも打ち砕かれたのだ。

モーニング娘。(またはハロプロ)のアルバムや音楽を語る時は、主にそのプロダクションに関してのことなので、メンバーに対しての批評はそれほど多くはない。モーニング娘。に言えるのは、作者であるつんくPの楽曲の意図をうまく咀嚼し歌唱に反映できるか、否かということのみにしぼられる。さらに自分の個性や解釈を入れる余地と技術があるかどうかだ。だが、それもとくになくてもかまわない。つんくPの方で適材適所。あてはめてプロデュースすればいいだけの話でもある。よって、アルバムの90%はつんくP、またその一派の作品でもある。ここでも多くのことは、彼等のことを語るものである。

わたしは、アルバムの楽曲、アレンジャー陣の発表を聞いた時点で、不安が芽生え始めた。このアルバムの最大の不満はその既発曲の多さにある。たしかに、かつてのアルバムにも既発曲があった。このへんは大目に見ようと思うが、『直感2〜逃した魚は大きいぞ!〜』や、『女子かしまし物語3』はどうしたことか? 『直感〜』にはすでに3つのバージョンが発表されている。ここでさらに1つ付け加えられた。『女子かしまし〜』も3つ目か!! これは発表されてから1年半以上も前のものだ。どのように歌詞やアレンジを変えても同じ曲には違いない。それほど名曲ではないと思うが、ここまでのこだわりようは尋常ではない。元来アーティストというものは、出来の悪い作品ほどいろいろいじくりたがるものだ。つんくPもそれにあてはまるのか?

その他の既発曲『THE マンパワー!!!』、『大阪 恋の歌』、『色っぽい じれったい』もシングルで発表された時と印象は変わらない。このように新曲にはさまれると、一見(一聞)良く聞こえるがそれは映画のモンタージュ理論と同じで、前後に曲が挟まれることによってひとつの意味を持つように聞こるためである。たとえば、いくつかの曲をシャッフル機能を使って順番を変えて聞くと、聞きなれた曲でも新鮮に聞こえるのと同じ理屈なだけで、曲自体が良くなったわけではないのだ。1枚のアルバムに半数近い5曲の既発曲。もちろん、これらのシングルなどをお持ちでない方には重宝ではあるが、これからまたベスト盤などが発売されることになると、またこれらの曲が含まれることになるだろう。このやり方はシングル、アルバム双方の売り上げにとっても、いい結果を残さないと思われるが……。

(「今週の娘DOKYU!」をはさんで、つづけ)

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