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12−5−3=レインボー7!?(3)

実質、モーニング娘。の新曲は4曲しかない。いや、4曲もあると喜ぶべきかもしれない。だが、その4曲もそんなにうれしい代物ではない。みなどこかで聞いたことのあるデジャブな歌ばかりだ。このアルバムを聞いた方なら、そんな気持ちをわかってくれるだろう。

トップを飾る『HOW DO YOU LIKE JAPAN?〜日本はどんな感じでっか?〜』は、「愛の第六感」で姿を消したハードパンチャー。それ以前のアルバムに入っていた曲を思い浮かべてくれればOK!! ひとつ飛んで、次の『青空がいつまでも続くような未来であれ!』は、モーニング娘。のパブリック・イメージにもっとも近い曲だ。印象は『でっかい宇宙に愛がある』だろう。アレンジは『ザ☆ピ〜ス!』チャールストンか? わたし個人としては、もっとも気に入っている曲であるし、この手の歌をもっと入れて欲しかった。難を言えば、アレンジが貧弱で音の厚みに欠ける。先の『でっかい〜』ではないが、ピアノをより効果的に使えば、きらびやかな厚みのある音になるはずだが。さらに飛んで、『パープルウインド』がある。これは『真夏の光線』を思い浮かべたが、その他にも思いつく曲があるだろう。今となっては時代遅れな感じは否めないが、曲の出来はいい。『色っぽい〜』あたりをシングルで出すなら、この曲の方がよっぽど完成度は高いと思われる。とりあえず、最後にあたるのが『さよなら SEE YOU AGAIN アディオス BYE BYE チャッチャ!』だ。これはなにを思い出させるわけではないが、フォルクローレを取り入れた民族音楽風昭和歌謡といったところか。つんくPの合いの手は、「No.5」あたりにそんな曲があったなと思わせる。そして、この曲は後述するがある意図を持った歌なので、メンバー全員にセリフがある。これを1曲と考えていいのか疑問だ。また、この手の曲は今はユニークに感じるが、時間が経つと陳腐に聞こえるものだ。メンバーの一生懸命なセリフが涙を誘う。

このように、それぞれをかつてあった曲に差し替えても、なんら違和感のないものになるだろう。無理してこのアルバムを買うこともない。さらに始末の悪いことに、かつての曲の方がアレンジが豪華で出来がいいときている。どの曲もそうだが、華やかさと音の厚みに欠けるのがこのアルバムの欠点だ。ピアノを使うことを勧める。

このアルバムは7色のモーニング娘。を見せるというコンセプトの他に、音楽面では前もって、今度のツアーの疑似体験をさせることにある。いわゆる予習および教育編というわけだ。これを聞いて盛り上がれと。しかし、熱心なファンなら、このアルバムを聞かなくても、即座に新曲に反応出来るだろう。あ〜、あの手の歌だなと。

しかし、このアルバムを聞いて思った。コンサートの楽しみ方まで強要する権利がつんくPにあるのか? おそらく今度のツアーはこのアルバムのように流れて行くのだろう。ニューアルバムのプロモーションを兼ねたツアーであるから当たりまえかもしれないが、いかにもこのように盛り上がれといったアルバム構成。わたしはそれほどバカか!?

(つづけ)

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