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12−5−3=レインボー7!?(4)

さあ、目に浮かぶではないか。コンサート1曲目に「Yo Yo Yo Mic Check Mic Check 1.2.1.2.」というラップにのせ『HOW DO YOU LIKE JAPAN?〜日本はどんな感じでっか?〜』が流れると、客席が「ウォ〜〜」と歓声を上げる。中盤、ユニットコーナーになると、『レインボーピンク』で「重ピンク!! 重ピンク!!」「こはっピンク!! こはっピンク!!」とサウリュームを振りながら叫ぶであろうファン。最後は『さよなら SEE YOU AGAIN アディオス BYE BYE チャッチャ!』でメンバーが宝塚のエンディングよろしく、ひとりひとりセリフを言いファンに感謝と別れを告げる。アンコールの歓声の後は、『直感2〜』『女子かしまし〜』でコンサートは終わり。わたしはこのように従順ではないので、間違ってもこのマニュアルどおりにはしない。

この「レインボー7」は、あからさまで見え透いたコンセプトアルバムなのだ。1曲目でファンへの歓迎と自己紹介、架空のユニット(グループ)をぶち上げ、とりあえず最後の曲で聞いてくれた人達への感謝を歌う。その後にト書きのように全体を表す歌を入れる。この構成、どこかで聞いたことがあるだろう。あれだ!! そう、音楽史上に燦然と輝く不朽の大傑作アルバム。ここで名を出すのはイヤミなので言わない。すぐ思い当たるはずだ。もちろん、この「レインボー7」などは、とてもじゃないが足下にもおよばない。出来合いのシングルと手垢にまみれたような新曲をぶちこみ、前後にそれらしい歌を入れて、はい、一丁上がり。これでは統一感が生まれない。やはり、曲調やアレンジなどにもっと気を使わないと、まとまった1つの作品にはならないのだ。

すべてがばらばらで空疎で退屈なアルバムになったすべての責任は、プロデューサーであるつんくPにある。わたしは、ただこいつが悪いのだ、なんて単純に言っているのではない。モーニング娘。はやはりつんくPが仕切るのが一番いい。なぜ、そんな非難をするのかと言うと、彼は出来るのにしないのだ!! 能力がないのなら、こんなことは言わない。現に『レインボーピンク』を見てみたまえ。やれば出来るのだ。だが、こんな2流3流の小芝居アルバムでお茶を濁し、ひとり満足している。まさにオーバープロデュース、対象(モーニング娘。)に溺れているのだ!! これではプロデュースなど出来ない。対象を愛さなければいいものは出来のはあたりまえだが、それを客観視する心もなければいけない。こんなこと素人に言われるまでもないと思うが、4、5年前の彼にはそれが出来ていた。外部からの血も導入し、多様な意見や音楽をハロプロに注ぎこんだ。世の中の動きを読み、モーニング娘。、ハロプロを愛しながらも突き離していた。それが出来たからこそあれだけのヒットをものに出来たのだ。今の彼は違う。もう何年も同じアレンジャー達に囲まれ、ぬくぬくと自分の好きなことをやっている。冒険らしいこともしない。常に安全パイ。こんな半端なアルバムを創っても発売1週で3万6千枚も売れる。単純計算でも1億円の稼ぎになる。アルバム、シングル、どんなレベルのものでもこれぐらいの売り上げになる。これは宝くじ1億円当たるよりも確率がいい。(音楽界でヒットメーカーになる確率はそれより低いかもしれないが)

また、ファンもこんなものでよろこんでいいのだろうか? 『直感2〜』『女子かしまし〜』をおまけとかボーナストラックだという向きもあるが、冗談じゃない!! 本編が12曲あって、さらにこの2曲がおまけとしてあるなら許そう。中身がないのにおまけだけが大きな顔をしているのだ!!!
  
(つづけ)

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