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Helloラヴピィ!!! Goodbyeラブマ!!!(越谷編5)

これはわたしが個人的に抱いた印象なのだが、歌唱の比重がずいぶんと6期メンバーにシフトしてきたな、というものだ。ここでいう6期とは藤本であり田中である。とくに田中はその歌いっぷりから、現在のモーニング娘。を田中・モーニング娘。と呼んでも過言ではないだろう。そのぐらい、今回のコンサートでは彼女に重点が置かれていた気がする。もはや、センター争いの決着は着いたろう。他のメンバーを推していた方にはお気の毒であるが、これは現実である。田中もこの歳で自分の夢が叶うとは、いったいどんな気分がするのだろうか。だが、これがそのままモーニング娘。の大衆的な人気復活につながるかとなると別問題と思われる。

その田中の活躍から見ると、高橋の扱いが以前に比べやや影が薄いなという印象をわたしは持った。これは以前と比較してのことだ。この重心の変化はなにを物語っているのだろう。『大阪 恋の歌』でのソロ。わたしは以前このシングルが出た時にも書いたが、これは高橋が歌うべき歌なので、ソロでこの歌を披露したのを何の違和感もなく聞いた。そして、わたしはこんなことを推測した。このモーニング娘。内での比重の移動、夏のミュージカル、高橋のあこがれていた宝塚演出の舞台。ここで主役を演じ花道を作ってあげる。高橋の夢がかなう、新しい形の「卒業式」だ。この先、高橋が卒業しない限り、モーニング娘。の卒業の儀式は消えるだろう。それはとりもなおさず追加メンバーもなくなることを意味している。このことは、モーニング娘。の終わりをも意味しているのだ。わたしはなにも高橋を卒業さたくていっているのではない。こんなことをも夢想させるほどモーニング娘。は、新たな胎動期を迎えているのではないかと考えられるからだ。

そこから田中が中心になることによって起こる、モーニング娘。の音楽的カラーの変化を表すものがある。それは、このコンサートでも聞きどころの1つになっている新垣、亀井、田中の3人による『INDIGO BLUE LOVE』である。アルバム「レインボー7」評でも書いたとおり、これは田中の歌、田中のイメージで創られた歌なのでさすがに聞かせる。この手のものは歌い慣れているといった方が正しいのかもしれない。それに続く亀井もいつも以上に情感たっぷりに歌いこんだ。田中、新垣(彼女もすばらしい歌唱だった)とわたりあって歌うその実力も十分に身に着けてきたのが良くわかる。じきに田中をカバーする位置につけるだろう。しかし、これは本当の亀井ではない。亀井本来の魅力は、完全無欠のポップスで発揮されるのだ!!! この3人でユニットをなどと努々考えてはいけない!!! このコンサートの『友達(♀)が気に入っている男からの伝言』で聞かせた「べぇ〜〜〜だ!!」を亀井の他に、現在のモーニング娘。で誰ができるというのだろう。亀井はR&Bではない。明快なポップスだ。だが、今現在亀井を輝かす歌はない。ここ2、3年ほど、つんくPの音楽には、かつてあった良質なポップスを創るという意志は伝わってこない。むしろ、田中を中心にした音楽をこれからも創り続けるだろうことは想像にかたくない。そこにわたしの「モーニング娘。」が遠のく気配を感じとるのだった!!!

(つづけ) 

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