« 「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」は天馬博士の試験管ベビー!?(4) | Main | ヒョウタンツギの役はわたしがやりましょう!?(PART 2) »

ヒョウタンツギの役はわたしがやりましょう!?(PART 1)

ちょっと書くことが思いつかないので、今回は「リボンの騎士」の作者である手塚治虫さんの作品の中から、わたしが気に入っている作品をいくつか紹介したいと思います。とくにマンガ好きではありませんし、マニアでもないのですが、手塚作品にマンガの洗礼を受けたわたしとしては、思いで深いものばかり。かなり前に読んだり見たりしたものなので思い出せる範囲で書いてみます。なにかの参考になれば幸いです。では……、

●「鉄腕アトム」
もはや説明不要の日本マンガ界の最大のキャラクター・アトム。手塚さんのあらゆる思想が、もっとも分かりやすい形でちりばめられているもっともポピュラーな作品群です。「地上最大のロボットの巻」、「イワンのばかの巻」、「ホットドック兵団の巻」、「人工太陽球の巻」などなど傑作が多数。「十字架島の巻」のラスト、プークという変身ロボットがアトムとの戦いで、一度にあらゆるものに変身したため異様な姿となり壊れてしまいます。デビット・クローネンバーグ監督の「ザ・フライ」のラスト・シーンで、蝿男が蠅とも人間ともつかない無気味な生物に変わり果て、恋人に殺してくれと哀願する姿は、このプークそっくり。もしかしてクローネンバーグ監督はこの「鉄腕アトム」を読んでいたのかな、と思わせます。

●「ジャングル大帝」
今や西武ライオンズのキャラクター・レオで有名ですが、ヒューマニズム溢れる手塚マンガの理想型。主人公が動物なのにヒューマニズムとはこれ如何に? といったところですが、これはライオンであるレオやそれを取り巻く動物達が擬人化されているわけで、これを人間に置き換えれば集団生活におけるリーダーとはいかにあるべきか? という物語になるわけです。テレビ版での冨田勲さんのテーマ音楽が、広大なアフリカをイメージさせすばらしいです。

●「リボンの騎士」
少女マンガを読むなんてはずかしい、といった男の子にも堂々と読むことができた最初の作品だと思います。当然テレビも堂々と見られます。この作品の深い意味など考えもしなかったものの、後年よく考えると「性(別)」に対する手塚さんの深い洞察が読みとれるようになりました。その矛盾は他の作品の主人公にも共通するものです。ここが手塚マンガの単純におもしろいだけではないところなんですね。「亜麻色の髪の乙女」は屈折の極地です。

●「W3(ワンダースリー)」
手塚さんの作品の中では比較的地味なものだと思いますが、個人的には捨てがたい魅力のあるマンガ、わたしはアニメの方が印象深いのですが、でした。銀河パトロール隊の3人が、戦争に明け暮れる地球の実情を探るためウサギ、ウマ、カモに変身してやってきます。この3人のキャラクター分けがおもしろかったですね。ウマのノッコがつくる一輪車のようなタイヤの乗り物が妙に印象に残ってます。ストーリーは秀逸なSFとして鑑賞に耐えるもので、子供向けにはもったいないぐらいです。

続きはまた明日。

|

« 「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」は天馬博士の試験管ベビー!?(4) | Main | ヒョウタンツギの役はわたしがやりましょう!?(PART 2) »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference ヒョウタンツギの役はわたしがやりましょう!?(PART 1):

« 「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」は天馬博士の試験管ベビー!?(4) | Main | ヒョウタンツギの役はわたしがやりましょう!?(PART 2) »