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「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」愛あらばこそ正直に手厳しく!!!(3)

実際に新宿コマ劇場で、箙かおるさんの歌声を聞いた方は非常に感銘を受けたと思う。いや、受けたと思いたい。神さま役で第1声を聞いた瞬間から、広い会場を自分の世界へ引き込む力、さすがと思うしかない!! 歌唱法や演技は、宝塚だなと思わせる。ここで、宝塚式がいいかどうかというのはわからないが、存在感たっぷり、ステージを引締めていた。マルシアさんも演歌の世界から見事成長!! 安定した歌声は現在ミュージカルの世界で活躍しているのが良くわかるほど。この実力者2人に出演してもらったのは、大変良いことだったと思う。

モーニング娘。他メンバーとこの2人の「歌」の差は歴然としていた。まるで別物だ!! それは当然のこと。説明するまでもなく、普段歌っている歌の「種類」が違っているのだから。ここは当初、木村氏や音楽担当の甲斐正人氏も指摘していたとおり。それでも、練習の成果か自分の個性を出した、役に合う歌いかたは、それぞれ完全ではないにしろ出来ていた(出来つつか?)と思う。ただ、体全体で声を共鳴させるようなところまで行っていないのが現実。これから、ポップスとミュージカルの整合性にどう折り合いを付けていくか? ちょっとした見物ではある。それはおいておいても、彼女達の歌声を聞く価値は十分にある!!!

ざっと、感じたことを書いてみたが演出の木村氏には、ストーリーを含めすべて織り込み済みだと思う。いくら何年と歌う世界にいても、そう簡単に本格ミュージカルでござい、というものが出来るわけがない。まして、最初からそのような訓練を受けて来たのでもなし。その世界とて、せいぜい長くて5、6年だ。たった、4、5ヵ月で出来たら恐ろしいくらい!! この「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」が不出来でもいい、批判があってもいい、全力でぶつかり、そこからなにかをつかみ取って成長して欲しいという、彼流の愛情表現なのだと思われる。彼にしても、このいわば「素人」のようなメンバーを使って演出したとしても、それほど得になることもあるまい。むしろ止めておけば良かったのに、といわれるのがオチだろう。それでも木村氏は引き受けた!! ありがたいことではないか!! プログラムに載っている彼の「Message」がすべてを語っている。

「〜アイドルとはなにか。人間です。成長します。助けられてばかりいたら、いつか腐ってしまいます。〜」
「〜よほどの例外を除き、生涯アイドルを続けるわけにはゆきません。いつかはその境遇から巣立ち次の人生を歩んでゆく。〜」

わたしの推測では、この公演におけるハロプロメンバーはいわば、お客さん扱いだと思う。このミュージカルを宝塚歌劇団でやっても良かったと思われるが、運良くハロプロに回って来た、と。ファンとしては、これは「儲け物」と感謝したいくらいだ!! そして、現在のハロプロ、つんくP周辺からは、このような愛情ある言葉は見当たらない!!!

(つづけ)

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