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写真集の出来もWonderful Hearts Land !?

Wonderfulphotobook器が小さい分、ファンのみなさんの、また、まこっちゃんの気持ちが相互に良く感じ取れたのではないでしょうか? 小川麻琴さん、ご卒業おめでとう!! これからは語学だけでなく、海外のいろいろな文化や芸術にも触れ、学んで来て下さい。きっと、ハロプロに戻った時にそれが生きると思いますよ。

そんなことで、紺ちゃんとまこっちゃんの卒業式をメインにした写真集「Hello! Project 2006 Summer Wonderful Hearts Land 紺野あさ美・小川麻琴 卒業メモリアル」が、竹書房より1,800円+税で発売されました!! ちょっと内容をご紹介!!!

基本的には今まで同様、コンサートの進行どおりにページは進みます。1曲ごとに見開きで、歌っていたメンバーの写真、その曲にまつわる意気込みや、見て欲しいところなどが載っています。このコメントは全員というわけではなく、ランダムに何人かが載っているようです。ソロや2、3人で歌っている場合は、問題なく全員のものが読めます。

途中、リハーサル風景やバックステージの写真がはさまれるのもいつもどおり。中盤には、「紺野あさ美 小川麻琴 卒業メモリアル シングル&アルバムジャケットコレクション」というページが設けられていて、2人が関わった全CDのジャケットが見られます。また続いて、「Hello! Project ライブフォトセレクション」というページでは、2人の2002年冬のハロコンから2006年冬のハロコンまで、全9回の写真を見ることが出来ます。数が多いため1つ1つが小さいのが難点ですけど。さらに、紺ちゃんのアーティスト写真が2ページで31点、まこっちゃんのアーティスト写真が28点、どれも各シングル、アルバム発売時のものですよ!! なつかしいね!!! さらにどひゃ〜〜〜っと2ページ、細かいポイントの文字で書き綴った2人の2001年8月26日から2006年8月28日までの年表つきだぁ〜〜!!!

後半には、ワンダフルハーツメンバーから2人へのメッセージ。紺野あさ美卒業記者会見、「卒業セレモニー」での2人の手紙、モーニング娘。メンバーから贈る言葉。最後の最後は「卒業コンサートを終えて」と題して、ワイドショー・レポーターが帰った後に行われた2人へのインタビューと、いつにも増して文字数の多い写真集となっておりますです。見応え、読み応え十分!! 正に、「卒業メモリアル」ブック!! これで折り込みポスターが2点付いているのですから、多少値段がはるのもしょうがないですかね。

今回は右ページの右端に「ビジュアルインデックス」というものがデザインされております。これはなかなかいいアイディア!! なにせ、メンバーが多いですからね。それが入り乱れて歌うのですから、誰がどの曲で出ていたのかわからなくなります。それをひとめでわかるようにしたこのインデックス、これからのハロコン写真集には必需品かもね!?

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「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」大人より肥えている子供の目!!!

千秋楽の前日である26日(土)の昼公演にも出かけたので、その雑感など少々書いておきたい。基本的には10日(木)の昼公演を見た感想と変わらなかった。2度目ということで、より深く理解出来るようにはなった。そのため、物語の面白さは増し、時間も早く進んだような気がする。ただ、これはどんなものでも何度も見たり、聞いたりすれば同様の評価になるので、あてにはならない。パフォーマスに関しては、回を重ねたことで、余裕を持って演じていたと思う。しかし、その反面、10日に比べると荒っぽい感じを受けるのはどうしたことか? これも見なれたせいなのか?

終演後、周りの客席の反応が否が応でも聞こえて来てしまう。ある少女は「あの王様の役やった人カッコいいね」といった。同伴の父親は「あの人は宝塚の人だよ」という。この少女はモーニング娘。のファンらしいのだが、上演中から箙かおるさんに関心を寄せていたのは、わたしにも良くわかった。そう、箙さんは、今回も非常にすばらしいパフォーマンスでわたしを魅了した。この歌声をいつまでも聞いていたい欲求にかられた。そして、わたしの処女地「宝塚」を見てみたいと思わせた。初めて聞いた者の心まで捕らえる歌唱力、演技力は一見に値する。この少女はいい目、いい耳を持っているのだ。こう話すのも無理のないことだろう。

明らかに箙さんのファンと思われる女性陣のひとりは、「早いね」といった。つまり、ストーリー展開のことだ。これは、わたしが10日の評で書いてことを裏付けていると思われる。ただでさえ、盛りだくさんのストーリーを切り詰めても、まだ時間が足らない。そこで駆け足で展開する。うがった見方をすれば、出演メンバーの馬脚が現れないようスピードを上げたとも考えられる。ここにサファイアの1人2役、いや、3役が絡むと、初めて「リボンの騎士」を見たかたには、余計わかりずらいのではないだろうか? 事実、また別の中年女性は「わかった?」と孫娘に聞いていた。前半と後半を2回に分けてやるなど、これは改善の余地があると思われる。

この日最大の収穫は石川梨華のフランツ王子であった。10日の牢番ピエール役などは、石川の悪い面が見受けられたが、この日のフランツは安倍なつみのフランツよりすばらしかった。歌はやや音程にぎこちない面があったものの、良く声が出ていて、まるで普段の歌声と違う。さらに、歌い上げるところまで行っているのも良かった。演技も宝塚調ではあるが、優雅で王子の役にふさわしい貴賓があった。やれば出来るじゃないか、という声もあるが、やらせれば出来るじゃないかといいたい。そしてなにより、彼女には名前どおり「華」があった。これは大切なことである。ステージに彼女が現れると舞台が輝くようだ。目を見れば少女マンガのごとく星が輝いている。わたしの中では、完全にサファイアを食っていた。最も女の子らしい彼女が男を演じるエロスもまた良い。最後にステージの布陣としてはこのメンバーが一番まとまっているのではないだろうか? 落ち着いて見ることが出来た。

良かった、良かった、で終わるのはお客さんだけの特権。演じる側、製作する側は、これを糧にさらに良いものになるよう努力をお願いしたい。「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」大成功、といって良いのかな? おめでとう!!! ありがとう!!! 皆様ご苦労さまでした。

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もう1度いおう!! 亀井絵里は役者に転向せよ!!!(4)

その後、これほどはっきりとした演技の仕事というものはなくなってしまったのですが、絵里ちゃんの才能の片鱗がうかがえる場面は多々ありました。「ハロモニ。劇場」での、幸うす江のあの世への行きっぷり! 「ハロプロ商品情報コーナー」での、エリザベス・キャメイの小芝居ぶり!! エリック亀造のコーナーラストに見せる亀造ダンスの自己陶酔暴走ぶり!!! どれも普段の絵里ちゃんを瞬時に超越した成りきりぶりは、他の追従を許さぬ演技者としての天性をわたしに見せつけたのだ!!

そういえば最近、といっても今年の春頃ですが、ファンクラブDVDに「50(ゴー)」というものがあったのです。そこで6期の3人には、「大阪 恋の歌」をテーマにした5分間ドラマを創れという指令がつんくPから出されます。3人は高校のバレー部の補欠で、れいなは遠距離恋愛に悩み、絵里ちゃんとさゆがそれにアドバイスしながらからむという密室劇!? リハーサルは50分、随時演出家さんが設定を変えていくという、3人に難題を課すわけですね。結果的には、まあうまく行くわけですが、ここで見せる絵里ちゃんの自然な演技には感心させられました。まるで、普通の高校生がたぶん友達同士では、こんな感じでしゃべっているんだろうなと思わせるには十分なリアリティー。さゆ、れいなの演技を見ながら、相手の呼吸に合わせた間合い。そして、ここでも「亀井絵里」は「無記名性」ゆえ、見えなかったのです。

こういってはなんですが、絵里ちゃんは、強烈な個性で自己表現をしなければならない歌手という仕事には向いていない気がするのです。以前書いたことがあるように、絵里ちゃんはいわゆる「調和」を大切する性格だと思えます。こういう人は、自分でなにかやれというより、むしろ監督なり演出家によって指導された時に才能を発揮するのだとわたしは考えます。ある程度ガイドが出来ていて、それに沿って自己表現をする、そうです!! 役者・俳優向きなのです!!! それに、絵里ちゃんはあまり考え込むほうではなさそうです。まあ、本人は「かわいいアホ」なんて、いやいや、わたしがいったんじゃないですよ!! 絵里ちゃんがいったんですからね。だそうです。これも非常に役者向きです。かつて、ヒッチコック監督が女優イングリット・バーグマンにいいました。「たかが映画じゃないか、イングリット」と、こういって撮影中理屈をこねるバーグマンを一蹴したそうです。多少「かわいいアホ」ぐらいのほうがいいのかもね。

このように天賦の素質を持つ絵里ちゃんですが、わたしもこれだけで、役者になれると思うほど愚かではありません!! 技術的にもクリアにしなければいけない部分もたくさんあります。それでもわたしの目に狂いはない!!! 絵里ちゃんは役者の道へ行きなさい!!!

「どう? 絵里ちゃん少しは考えてくれた? そうしたほうがいいよ!!」「でも、わたしがモーニング娘。辞めたらファンの人達が泣いちゃうよぉ!!」「大丈夫だよ!! 半年もすれば新しい娘。が入って来るから。ファンもその内、絵里ちゃんの代わりを見つけて、○○ちゃんは僕の太陽ですぅ、女神ですっ!!! なんていってるから!!!」「そうかなぁ?」「そうだよ!!! モーニング娘。ってそういうもんだよ。だから絵里ちゃんが安心して卒業出来るように、つんくP、いい娘。見つけてよね!! お願いっ!?」

(「もう1度いおう!! 亀井絵里は役者に転向せよ!!!」はこれで終わります)

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もう1度いおう!! 亀井絵里は役者に転向せよ!!!(3)

どういう顛末でこの映画「星砂の島、私の島」が製作されたのかは、わたしにはわかりません。製作にアップフロントエージェンシーが一枚噛んでいますので、当時デビューしたてのモーニング娘。6期メン(もちろん絵里ちゃん、さゆ、れいな)売り出しのため、強引に3人を押し込んだと見るべきなのでしょうか? ここで、絵里ちゃんは「豊見丸美紀子(通称マルミ)」という準主役級の役に就いています。まあ、これも演技経験のない、しかも芸能界に入りたて娘。を使うという、すごいことをやったわけですね、製作側は。

このマルミっていう子は、ちょっといやなヤツなんです。勝ち気で意地悪!! でも最後は、みなと打ち解け人間的に成長するという役。映画のDVDの特典インタビューでも、自分と性格が違うのでこのキャラクターを理解するのに大変だったといっています。それでも台本を良く読んで役作りをしたそうですよ。ここで、この映画の出来についてお話する余裕はありませんが、絵里ちゃんはこの役、むずかしい役を演技初体験にしては、ぎこちなく技術的には多少難のあるものの、非常にうまく演じていたと思います。その理由は、やはり「無記名性」にあるのです。本人が意識しているか、無意識なのか、いずれにしても本当にこういう子がいるのかもしれないと思わせるほど、いやなヤツ=マルミという人物に成りきっていました。デビュー間もないということもあってか、亀井絵里というタレントが、どういう人間かわからないのも幸いしていたのかも。そこには「亀井絵里」という「顔」は見えなかったのです。

絵里ちゃんの演技感の良さ。いわゆる「筋のよさ」はこのインタビューの中にもあります。映画で本番を撮る前に、リハーサルのためVTR収録というものをしたそうです。そこでプレーバックしたものを見てこう感じたというのです。「自分が思っていた以上に(演技を)大きくやっていいんだなと思いました」と。この発見はすばらしいものです!! よくあの人の芝居は演技くさい、芝居臭いなどといって、その大仰さをなじったりしますね。そんなこといったら歌舞伎なんて成り立たないのですが、多少大げさにやらないと見ている者に伝わらないものもあるのです。絵里ちゃんは、この段階で芝居、演技の秘密を知ってしまったというわけね!!

あまりの熱の入れように? すっかり肌まで黒くなり「地元の子(沖縄・竹富島)みたいになってたよね」(さゆ談)ということです。う〜〜ん、ここまで来ればデ・ニーロ真っ青じゃ〜ありませんか!? モーニング娘。6期メン最初期の初初しい3人が見られる映画なのですが、この頃じゃあ、ちょっと忘れられた存在なのはちとさびしい!! しかし、その後の絵里ちゃんを見ていると、ここでの体験はもうひとりの自分を見つけたような気分だったのではないでしょうか? すっかり自分を捨て「演じる」喜びに取り憑かれたようにも見えます。この面では、この映画に感謝しなければいけないのかもしれませんね。そして、この素質または資質というもは、「生まれつき」という部分が大きいので、誰も彼もあるというものではないのです!!!

(つづけ)

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もう1度いおう!! 亀井絵里は役者に転向せよ!!!(2)

では、なぜこれほど絵里ちゃんに役者になることを勧めるのか、その理由をいわないといけないですね。わたしは、3年強絵里ちゃんを見て来たわけですが、絵里ちゃんは演技に対して「筋がいい」!!! 最近では、あまりこの言葉も聞かれなくなりましたが、将来伸びる素質があるとか資質がある、または、飲み込みが早い、感がいい、といった意味で使われます。つんくPは、これを「スター性がある」と彼一流の表現を使っていましたね。だから、素質はあるんだから、ここをこうせいとか、こうすればもっと良くなる、と注文を付けたのです。思うに、歌の技術は二の次に、タレント性に賭けたといったところでしょうか? しかし、さしもの名プロデューサーも、資質を発見することが出来ても、才能を開花させることは出来ないようですね!! いや〜、いけねぇ!! いつものイヤミが出てしまった!! ごめん、ごめん。

これだけでは、ちと説得力がないのでもうちょっと「素質」を深く見てみましょう!! わたしが考えるいい役者の条件とは、その役者に「無記名性」があるか、ないか、ということなのです。ここでは、「無記名性」のある役者がいい役者ということになります。この言葉は、わたしが勝手に考え出したものなので、世間で通用するかどうかわかりませんが、一応これで話を進めます。

もう、お察しのとおり、絵里ちゃんにはこの「無記名性」がものすごくあるのです。この「騎士トルテュ」にしても、わたしには「亀井絵里」という「顔」がステージから見えて来ませんでした。そこにいるのは、ただ援軍を率い、フランツ王子とともに戦う「騎士トルテュ」なのです!! これが「無記名性」というものなのだ!! 役者・俳優というものは自分というものを殺して、その登場人物に成りきることが出来ないといけない。わたしが、思っているいい役者・俳優は、すべてこれが備わっている人達です。

例えば、そうですね、ロバート・デ・ニーロならどなたもご存知でしょう。絵里ちゃんと比べるのは、なんですが、行っちゃいましょう!! 彼は「カメレオン俳優」などといわれているほど、あらゆる役を演じています。また、そのどれもが高い評価を得ていますね。「タクシー・ドライバー」のトラビス・ビックル役、「ゴッド・ファーザーPART2」のビトー・コルレオーネ役、「レイジング・ブル」のジェイク・ラモッタ役などなど、映画史に残る大傑作に主演、現在もアメリカ最高の俳優として君臨しております。これらは、どれひとつとして同じような役はありません。また、どれもひとりの人間がやっているようには見えないのです。どこにもロバート・デ・ニーロという「顔」は見えて来ない「無記名性」があるのです。もっとも、彼ぐらいの名優になると、ついついその個性がにじみ出て来てしまうということもあるのですがね。

かつては、この日本にもデ・ニーロのような役者さんがいっぱいいたのですが、テレビ・ドラマのお陰で単調な役者さんばかりになってしまいました。そんな時代だからこそ、絵里ちゃんの素質は見逃すことは出来ないのです!! 絵里ちゃんにも、デ・ニーロに負けない!? 作品群がありますので、今度はそちらからこの問題を見て行きましょう!!!

(つづけ)

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もう1度いおう!! 亀井絵里は役者に転向せよ!!!(1)

Eri180実は先週号の「TVガイド」に載っていたこの写真を見て以来ずっと、書きたい書きたいと思っていたのですが、またこのテーマじゃなんだなと躊躇していたのであります。しかし、写真を見ていたら黙ってられるかって気持ちになってしまい、写真も強引に載せてしまった!! まあ、くどい、しつこい、も芸のうち!! またまた、わたしの「亀井絵里モーニング娘。脱出!! 役者転向希望論」!? をお聞かせするのだ!!!

どうですか? といってもあまりきれいに出てるとは思わないのですが、これは「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」で、絵里ちゃんが「騎士トルテュ」を演じていたシーンからのものです。もちろん、「TVガイド」を見てくれれば一番いいんですけど、角版のほう、すごく凛々しいでしょう?「私に付いて来なさい!!」といっているようで、頼もしいですね!! 普段の絵里ちゃんじゃないみたいですよ!! ここはちょうど、「暴れん坊将軍」で吉宗役の松平健さんが、最後に悪人を成敗するために立ち回りをしますよね。そこで、意味もなく!? 2、3度「カーーーン!! カーーーン!!」という効果音とともに、顔がアップになり見えを切る。絵里ちゃんもそんな顔つきかな? ややや、写真を見ていると本当に「カーーーン!! カーーーン!!」と音が聞こえて来そう!! また、目つきもいいね!!! 見事役に入っていますよ。強そうな騎士だ!!! 

同じくトルテュの切り抜き写真もいいじゃありませんか!!! 羽の付いた帽子と白い中世の騎士スタイルのコスチューム!! まさにはまり役!!! このまま「三銃士」でも出来そうだぞ!!! 足をグッと開いて腕を差出し歌い上げるポーズも雰囲気たっぷり!!! もしかしたら? もしかしたら? この中で一番カッコいいかも!? この体全体を使った自然なポーズや動きは、今年初めの「娘DOKYU!」で、日置先生からバレエやダンスを教えてもらったおかげかも? 実際、ステージを見ると絵里ちゃんの、特にトルテュ役は動きがなめらかに見え、前にも書きましたけど、わたしの度肝を抜くすばらしい演技や歌でした。やはり努力すると、どこかにそれがにじみ出てくるものなんですね。

こうして見ると、客席の後ろのほうで見ていたのではわからない、細かい演技まで絵里ちゃんはしていたのですね!! わたしはこの写真を見てさらに感動しました!! と、同時にミュージカルを見て感じ、確信したことが裏付けられたと、体が打ち震える思いがしたのです!!! もう、迷いはない!!!「絵里ちゃん!! 君は役者・俳優をやりなさい!!!」といいたい!!! ここでいう役者とは、テレビドラマのような類いのものではないですよ。もう、やるなら、本格的な俳優を目指しなさい!!! 歌も歌いたいというなら、さらなる本格ミュージカルだってあります。先輩・保田圭さんやソニンさんの例もあります。お2人ともわたしが絵里ちゃんに思い描くのとはちょっと違うけど、立派な俳優さん達と一緒にお仕事をしています。今、絵里ちゃんがモーニング娘。で置かれている立場を見ていると、わたしにはもったいない気がして来るのです。そこでここはひとつ、冒険をして見たらどうだろう!!! ねえ、絵里ちゃん!!!
 
(つづけ)

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「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」夜はもむ!もむ!! もむ!?(2)

藤本「ちょっと待ったぁ〜〜!」
小川「ちょっと待ったぁ〜〜!」
吉澤「待たんかい!」

—階段を降りる悪役の3人・吉澤、小川、藤本。
大臣、家臣ナイロン、魔女ヘケートのソロシーンがインサート
舞台中央の高橋、松浦と合流

吉澤「この衣装の素晴らしさを」
吉澤、藤本、小川「聞いてくれ」(3人縦に並び、高橋、松浦と向かい合う)
松浦「ウザイこの3人」
高橋「そんなセリフないじゃんか」
吉澤「ここはわりとワルな感じなのよ。色もダークじゃない?」(藤本の肩を抱く)
松浦「普段の生活に合っているよね」
吉澤「この黒いベールね」
藤本「ちょっとね、ウェディングドレスチックな」
松浦「やだ〜、ポジティブ〜」
松浦「リボンの騎士も言っときな」
高橋「ここねレースなの、マントが」(マントを見せつける)
松浦「でもね、マントは絶対私のほうがお金かかってる!」(自分のマントを広げる)
松浦「重さが違うもん」
高橋「これね肩こらないの」
藤本「でもさ、今回リボンの騎士は、マコッちゃんがね」

—家臣ナイロンの舞台エンディングシーンがインサート

吉澤「千秋楽はナイロンスペシャルなんてさ」
小川「なんかしていいの? なんかそういう期待をさせると、空回るするから私」(「空回り」と口がうまく回らない小川)
藤本「かまないでね」
小川「空回るタイプだから」
小川「最後まで100%ナイロンを演じきって、カッコ良く卒業したいです」

—公演を乗り切る秘策ということで、それをフリップに書いている5人。1人づつフリップが画面に映る。
高橋は「しっぷを足のうらに貼る」
小川は「アイシング」
藤本は「よく寝てなりきる!」
吉澤は「寝て! 食って!! 笑う!!!」
そして、松浦の答えにはモザイクが!!

松浦「もむ」
吉澤「なにを」
高橋「なにを」
松浦「いろんなとこだよ」
松浦「いろんなとこ! マッサージってこと!! いやらしい妄想やめてくれる?」
吉澤「それさぁ言わせたかったんでしょ?」
松浦「ちがうよ! お風呂入ってもむの、これ大事よ!!」
松浦「はい、そうしてます」(一同納得)

—フリップを持ち5人で談笑するシーンでコーナー終了

その後、TBSアナウンサー・安東弘樹、木村郁美、コメンテーターとして兵藤ゆきさんが登場。しばし、「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」の話で盛り上がってましたね。時折ステージ・シーンがはさまり、フランツと淑女達のダンスなども見られて得した気分!! ちなみに、兵藤ゆきさんは同じアップフロント所属。しかし、忘年会の時にしかモーニング娘。やあややと会うことはないそうです!!!

(「「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」夜はもむ!もむ!! もむ!?」はこれで終わります)

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「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」夜はもむ!もむ!! もむ!?(1)

これも先週の話で恐縮ですが、17日(木)TBSの午後の情報番組「昼ピタッ!」に「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」が取り上げられ、よっすぃー、愛ちゃん、まこっちゃん、ミキティー、あややのミュージカルの宣伝を兼ねたインタビューが放送されました。お昼の番組ということで、どのくらいのファンの方達が見ていたのかわかりませんが、面白かったので2回に分けて載せてみます。全体で5分40秒、もちろん「世界バレー」オフィシャルサポーターの付き合いからと思われます。インタビューは、大階段前のステージ中央で行われました。では……。

高橋「2時ピタッ!をご覧のみなさんこんにちは モーニング娘。の高橋愛です」(サファイアの衣装で1回転した後、ごあいさつ)
松浦「2時ピタッ!をご覧のみなさま こんにちは松浦亜弥です」(フランツの衣装で同じようにごあいさつ)

—ステージの模様が映る。サファイアとフランツのソロシーンがインサート

●見どころというのはどこですか?
高橋「そうですね、本当に盛りだくさんだと思っていて、メンバーの見せ所がそれぞれあって、本当に盛りだくさんなミュージカルだと思います」
松浦「今2回くらい盛りだくさんって言ったよね」
高橋「あたし、ほんと、こういうの下手なんだってばさ」

—「世界バレー」記者発表。国王の死。サファイアとフランツの決闘シーンがインサート

●お相手が3人いるじゃないですか? 誰が一番怖いですか?(決闘シーンの殺陣について)
高橋「アハハハ…」
松浦「正直に言ってごらん」(高橋の肩を寄せる)
高橋「安倍さんは危ないですね」
松浦「あのね、安倍さんは剣の動きがなかなか覚えられないんだって。「普段使わないじゃん」って、「みんな使わないよ」って言ったんだけど」(剣を振る仕草をしながら話す)
高橋「安倍さんの場合はすっごい自信満々なんですよ。自分が間違っている事をわかってなくて、逆にたくましいというか頼もしいというか」
松浦「入り込んじゃうんですよね」
高橋「だから、本当にリアルによけてます」

●お衣装のポイントはどんなとこですか?
高橋「やっぱり王子ということで」(この時、大階段の一番上から声が聞こえる)
「ちょっと待った〜」

(つづけ)

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そうだったのか!!! 期間限定ユニットのホントウの意味!?

「高校野球が終わると夏も終わり」なんていわれますが、たしかに夜になるといくらか涼しくなった気がしますね。今年の夏は暑い!! 熱い!! いろいろな局面で熱かった!? モーニング娘。ファンとしても27日までは熱さが続くでしょう。そういえば、春先からどんよりとした天気。そして夏の猛暑。と、この気候の異変は確実に地球温暖化に向かっているのかも?

ということで、今年もやります!! 「熱っちい地球を冷ますんだっ。文化祭2006 in 横浜」!!! 9月16日(土)、17日(日)、場所はパシフィコ横浜展示ホールどぇ〜〜す!! そんなこって、このイベントに一役かっている「週刊TVガイド」でも、先週あたりから「一緒に考えようeco講座!!」が始まったのだ!! 2回目は、ガキさんと絵里ちゃんですよ!! すでに発売されて5、6日経っているので、ちと話が古いのですが、どうですか!!! この絵里ちゃんの涼し気な爽やかな笑顔は!!! もちろん、ガキさんもいい感じ!! なんだら地球をイメージしたTシャツを着込んで、ガキさんと異常気象談義。2人並んでの小さい写真もGOOD!! 一番下「ecoクイズ」の美しい御御足のガキさん、絵里ちゃんも目に涼し!!! テレビをつければ結末のわかっているレースを演じる、むくつけきおっさん達(失礼!!)の顔!! ただでさえ暑い毎日がさらに暑くなる!? これは、そんな暑苦しい日々に、一服の清涼剤となっているではありませんか!!! ありがとう絵里ちゃん!!!

2人の「ecoメッセージ」は、ガキさんが「使わないコンセントはまめ(強調されてます)に抜く!!」。絵里ちゃんは「無駄な電気を使わないようにエコタップを使っています!!」です!! 「今年の文化祭でも、劇やクイズなんかを通して、エコ活動の大切さを来てくれる人たちに伝えたいな。」(ガキさん)。「みんなで勉強すると楽しいよね。だから文化祭で、楽しんでエコのことを知ってもられると嬉しいです!」(絵里ちゃん)。出演は、モーニング娘。、エコモニ、辻希美、美勇伝、Berryz工房、℃-ute、矢口真里というワンダフルハーツの面々です。昨年はやや、横浜の物産展と化していましたので、今年はもうちょっと環境問題啓蒙に力を入れて欲しいところです。

ところで、期間限定ユニットのエコモニ。最近やっとわったのです!! この期間限定というのは、これこら半年間とかいう賞味期限のような期間をさすのではなく、「その期間だけ限定」ということなのですね!! これがわかるのに、バカッ正直なもんですから2年かかりましたよ。期間限定っていつまでなんだよ、なんてね。そうじゃなく必要な時、その間だけ存在するという意味と解釈しました。それなら、いつまでも出来るし、ユニットがなくなってもなにもいわれないもんね。いや、さすが頭いいですよ!! 今年も、9月16、17日限定のエコモニが見られるというわけです。環境問題は、毎日毎日、日々の積み重ねが勝負!! エコモニがハロプロ解釈の期間限定じゃ〜、お役に立てないんじゃないの? どうですか、地球のみなさん!!!

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「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」愛あらばこそ正直に手厳しく!!!(5)

そこは「案の定」の世界だった!! 観客のほとんどは、お察しのとおりモーニング娘。、美勇伝、安倍なつみのファンだろう。「手塚治虫」、「リボンの騎士」というネームバリューを持ってしても、ハロプロファンには勝てなかったようだ。また、その熱狂ぶりもすさまじかった!! そうだろう、かつてモーニング娘。もミュージカルというものを何回かやったことがあるそうだが、今回の「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」はいろいろな意味でそれを遥かに凌駕していたはずだ。ここまでいいものを見せられれば、すばらしいと喜ぶのも当然だろう。

なんとはなしに耳に入って来るのでわかったのだが、わたしの行った10日の時点で、すでに数回観劇に来られた方もいたようだ。当日券売り場も行列が出来るほど並んでいる。もちろん、ハロプロ・ファンに違いない。このように何回も見ることは悪いことだとは思わないが、それほど感動したのならもっと「鑑賞欲」を出して、1回でも他のものに目を向けてみたらどうだろう? これはあくまで推測で大げさな表現かもしれないが、モーニング娘。ファンは1日24時間がモーニング娘。だと思う。音楽もテレビもインターネットもすべてモーニング娘。、またはハロプロ。まあ、そんな方ばかりじゃないというのはわかっているが。

現在日本では、特に東京は世界で一番いろいろなものが上演されている都市といわれている。映画や演劇、演芸、古典芸能、ミュージカル、クラシックからロックまで様々なイベントが開かれている。アーティストも国内の方だけでなく、欧米、アフリカなど世界各国からも多数来日している。みな安い料金でないところが悩みの種。しかし、映画などは、レンタルビデオで見れば、遥かに安い金額で見ることが出来る。最近の映画に捕われず、少なくとも映画史に残るような映画は見て欲しい!! 洋画にはハリウッドのミュージカル映画もある。音楽もクラシック・オーケストラの音を1度でも聞いてもらいたい。海外の著名なロック・アーティスト達の歌や演奏を堪能してみたらどうか? 最初は関心が持てないかもしれないが、なにか感じ取れるはず!! そこからもう一度この「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」を見てみたらどうだろう? 大変生意気なことを聞かされて憤慨されている方もいるかと思うが、それがひいてはモーニング娘。、ハロプロのためになるのではないだろうか? ショウビズ全体で見れば、彼女達はまだまだ成長過程だ。きびしい目で見て行くことも必要だろう。

結局、木村版「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」のテーマは、「みんな仲良く、許し合おう」という、手塚治虫の大雑把なテーマに落ち着いた。本来の手塚作品はそんなに甘くはない。これはかつて国民的アイドルといわれた頃のモーニング娘。の楽曲コンセプトに近く、このシンプルなメッセージはファンに受け入れやすいものとなった。

さて、わたしが今春書いたこのミュージカルの「実験」は、まず第1段階が終わった。歌いかたがみな同じだと、木村氏からいわれたのは過去のこと。自分の「心」で歌うことを覚えたモーニング娘。、美勇伝はこの後、どのような「結果」を見せてくれるのだろうか? わたしの「実験」はさらに続く!!!

(「「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」愛あらばこそ正直に手厳しく!!!」はこれで終わります)

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「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」愛あらばこそ正直に手厳しく!!!(4)

これはミュージカルなので音楽の面からも見てみよう。甲斐正人氏の音楽は、ある時は優しく、また、ある時は激しく、そして、ダイナミック、かと思えば繊細に変幻自在と流れる。それは理に適った音楽で、わたしの耳には素直に入って来る。やや、説明的なのはいたしかたないのだろう。そこで、音を伸ばしたりすることも多くなる。歌のうまい、高橋や藤本もそのような場面になると不安定さを見せる。そんなミュージカルの対極にあるのが、つんくPの音楽だ。ヒットを要求されるつんくPの曲は、彼の音楽的個性から波調、波調、波調のオンパレード!! 以前はこのミュージカルの音楽のように、メロディアスなところもあったが、今は溺れている!! 決まりきったパターンの構成で出来たポップスを歌わされていた彼女達には、むずかしい要求を突きつけられたと思う。ここでも音楽監督である甲斐氏は、妥協しなかったのだろう。最終的には、それが良い方向へ出たようだ。

これは確信が持てないのだが、ミュージカルが終わるとエピローグのような形でモーニング娘。自身としてステージに現れるシーンがある(これは美勇伝や安倍も続く)。ここで3曲『LOVEマシーン』『Ambitious! 野心的でいいじゃん』『わたしがついている。』を歌うのだが、どうもいつものように歌ってないように見えた。なにか演出上の意図があるのかわからないが、わたしにはせっかく身に付けたミュージカルとしての歌いかたを、壊されたくないからではないかと映った。これは考え過ぎだろうか?

演奏が生バンド(オーケストラとプログラムにはある)というのも大きな特長だろう。舞台向かって左上のバルコニーに彼等はいた。ギターの小島久政さん(ウエストコーストのギタリスト=ワディー・ワクテルのような風貌)がバンマスのようだ。各楽器演奏者に指示を出していた。わたしにはあたりまえのステージでの生演奏も、モーニング娘。やハロプロでは特殊事情である。極初期には生演奏というのもあったようだが、ライブなどではいわゆるカラオケを流して歌うというのが常套。聞いているほうもなんの違和感もないようだ。それでも、ダンス☆マンあたりまでのアレンジでは、生楽器を使っていたので、慣れてしまえばそれほど抵抗感はなかった。しかし、最近は違う!! 諸処の事情か、打ち込み一辺倒のアレンジと見受ける。さらに、コーラスや合いの手のようなものもない。歌声は、エフェクトをかけているのか耳に痛い。これをライブにまで持ち込んでいる。まるで機械仕掛けのライブ(生)というわけだ。

どうだろう? もちろん電気的な処理もしていると思うが、生の音(演奏)ってすばらしいと思わないかい(上記エピローグでの計5曲はカラオケ使用)!!! コンピューターで創る音楽も否定はしないが、人間が弾く微妙な間、それは正確でなくても、音がずれていても、それを含めて音楽なのだ!! そこに、モーニング娘。や美勇伝、安倍の歌声が重なる。多少音程がはずれてもいい!! 一緒に奏でる音楽が人の心を打つのだ!!! このところのモーニング娘。の楽曲に面白味を感じない原因は、ここにある。

(つづけ)

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「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」愛あらばこそ正直に手厳しく!!!(3)

実際に新宿コマ劇場で、箙かおるさんの歌声を聞いた方は非常に感銘を受けたと思う。いや、受けたと思いたい。神さま役で第1声を聞いた瞬間から、広い会場を自分の世界へ引き込む力、さすがと思うしかない!! 歌唱法や演技は、宝塚だなと思わせる。ここで、宝塚式がいいかどうかというのはわからないが、存在感たっぷり、ステージを引締めていた。マルシアさんも演歌の世界から見事成長!! 安定した歌声は現在ミュージカルの世界で活躍しているのが良くわかるほど。この実力者2人に出演してもらったのは、大変良いことだったと思う。

モーニング娘。他メンバーとこの2人の「歌」の差は歴然としていた。まるで別物だ!! それは当然のこと。説明するまでもなく、普段歌っている歌の「種類」が違っているのだから。ここは当初、木村氏や音楽担当の甲斐正人氏も指摘していたとおり。それでも、練習の成果か自分の個性を出した、役に合う歌いかたは、それぞれ完全ではないにしろ出来ていた(出来つつか?)と思う。ただ、体全体で声を共鳴させるようなところまで行っていないのが現実。これから、ポップスとミュージカルの整合性にどう折り合いを付けていくか? ちょっとした見物ではある。それはおいておいても、彼女達の歌声を聞く価値は十分にある!!!

ざっと、感じたことを書いてみたが演出の木村氏には、ストーリーを含めすべて織り込み済みだと思う。いくら何年と歌う世界にいても、そう簡単に本格ミュージカルでござい、というものが出来るわけがない。まして、最初からそのような訓練を受けて来たのでもなし。その世界とて、せいぜい長くて5、6年だ。たった、4、5ヵ月で出来たら恐ろしいくらい!! この「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」が不出来でもいい、批判があってもいい、全力でぶつかり、そこからなにかをつかみ取って成長して欲しいという、彼流の愛情表現なのだと思われる。彼にしても、このいわば「素人」のようなメンバーを使って演出したとしても、それほど得になることもあるまい。むしろ止めておけば良かったのに、といわれるのがオチだろう。それでも木村氏は引き受けた!! ありがたいことではないか!! プログラムに載っている彼の「Message」がすべてを語っている。

「〜アイドルとはなにか。人間です。成長します。助けられてばかりいたら、いつか腐ってしまいます。〜」
「〜よほどの例外を除き、生涯アイドルを続けるわけにはゆきません。いつかはその境遇から巣立ち次の人生を歩んでゆく。〜」

わたしの推測では、この公演におけるハロプロメンバーはいわば、お客さん扱いだと思う。このミュージカルを宝塚歌劇団でやっても良かったと思われるが、運良くハロプロに回って来た、と。ファンとしては、これは「儲け物」と感謝したいくらいだ!! そして、現在のハロプロ、つんくP周辺からは、このような愛情ある言葉は見当たらない!!!

(つづけ)

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「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」愛あらばこそ正直に手厳しく!!!(2)

あくまで、この「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」においては、主要登場人物の多くがこの問題を抱えている。人間の魂を渇望する魔女へケート(藤本美貴)。これもなぜ、そこまで人間の魂を欲しがるのか伝わってこない。なにか狂うおしいまでの欲望を表現しなければ、魔女の意味もないように思える。最後は「いい人」になってしまった。牢番ピエール(石川梨華)のサファイア(高橋愛)や王妃(マルシア)に対する配慮も、やや弱い気がする。同じくトロワ(三好絵梨香)、コリン(岡田唯)もすぐ同調してしまう。フランツ王子(安倍なつみ)もまた、サファイアと恋に落ちるきっかけに工夫がないのではないか? もっと劇的な出会いを用意しても良かったろうに。

問題はサファイアである。ここでのサファイアは、手塚治虫作品の最大のテーマ「葛藤」に欠ける。ロボットなのに、人間の心を持つアトムの葛藤。女の子なのに、男の子の心を内在するサファイアの葛藤。ドイツ帝国の総統であるにも関わらず、ユダヤ人の血が流れている(と仮定された)アドルフ(ヒットラー)の葛藤。そこから考えれば、フランツ王子に恋してしまい、本当のことをいうにいえないサファイアの胸の苦しみ、悲しみを、もっと前面に出しても良かったと思う。この女の子と男の子の差別化が判然としないのが、このミュージカルの最大の弱味となってしまったのではないか? 女の子のサファイア、男の子の時のサファイア。この両者が対立した時に、物語は最高の盛り上がりを見せると思われる。

このように登場人物が平板な印象なものだから、ストーリーはご都合主義のように進む。また、そう見えてしまう。これを救う方法はある。出演者が演技力でカバーするというものだ。モーニング娘。、美勇伝、安倍なつみ、みな破綻なくうまくやれていると思う。しかし、うまくやれているのと感動を呼ぶのとは違う。人物造形やストーリー、そして、演技は脚本・演出家の領分なので、基本的には彼女達に責任はないが、どうしても見なれているせいか「ハロモニ。劇場」を連想してしまう部分もある。演技はむずかしい!! ごく一部のメンバーを除いて、このように本格的な演技をするのは初めてだろう。同情は出来るが、やはり考え込んでしまう。

ここで最も注目されるサファイア役・高橋のことにおよぶのは心苦しいのだが、しょうがない、座長なので大きな心で受け止めて欲しいところ。ただでさえ台本で平板になってしまったサファイアを、高橋の演技力でカバーして欲しかった。ところが、ここでも女の子のサファイアと男の子のサファイアの切り替えがうまく出来なかったように思える。いろいろ負担が大きいのも承知の上。だが、高橋には現在のメンバーの中で最も演技経験があるはず。それらを含めてこの主役に抜擢されたのだろう。もちろん宝塚などステージものにも興味を持っている。わたしの考えでは、将来は、こちらのほうへ事務所は進ませたのだろう。その試金石となっているに違いない!! 彼女の性格から、おそらくまじめに台本どおり演じているはず。しかし、ここは高橋に任せたのだ。台本にとらわれず自分の解釈、スタイルでサファイアを演じて欲しい。「こうでなきゃいけない」というような思いに、捕われ過ぎているように見えるからだ!!!

(つづけ)

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「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」愛あらばこそ正直に手厳しく!!!(1)

Koma060810期待していた分がっかりしたという意味で、100点満点中50点の出来!! ある時は、本格ミュージカルのように見え、また、ある時は子供ミュージカルのように見える。だが、これはこのミュージカルを罵倒する意味でいっているのではない。もっと、もっと、上を目指して欲しいからいうのだ!! 実際、公演をして見て、演出の木村信司氏も、いろいろ改善の余地が見えて来たと思う。モーニング娘。他、ハロプロメンバーも、さらに上手になりたいという欲求も出てくるだろう。これで満足してもらっては困るのだ。幸い、興行的には黒字になるはず。興行側も、それを見越してこの企画を立てたに違いない。そこで、せっかくここまでやったのだから、今年だけでこの「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」を終わりにせずに、来年、再来年と公演を続けて欲しい。舞台は「生きもの」。今年はこれでいいとしても、来年はその反省に立ってさらに良くすることも出来る。そして、夏のモーニング娘。といえば、「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」といわれるようになって欲しいと期待しているのだ!!

まず、最初に思ったのは、物語や登場人物に深味がないな、ということだった。ミュージカルなのでこういうものかと思われるが、そこは、ドラマだ。ミュージカルとはいえ演劇的な基本部分は同じなはず。本格ミュージカルを目指すなら手を抜いて欲しくない。時間的な制約もあるのだろう。そこに歌も入れなければならない。原作どおりに進むのはもちろん無理なので、木村氏がテーマにそうよう、創り替えたわけだが、それでも全体をふぁ〜と撫でたように進む。ストーリーを追うのがやっとという展開だ。上演時間が長いので、次から次とスピード感があるといえばそのとおり。飽きさせない。

登場人物もそれぞれ陰影に欠ける気がする。例えば、大臣(吉澤ひとみ)。いわば、悪役なのだが、一般的に悪役がしまらないと物語は面白くない。木村氏はこの大臣を野心家ではあるが、息子思いの良き父だと説明していた。息子を愛するがゆえに悪事を働くという、本当の悪人ではないという設定だ。たしかに、この舞台を見ているとそのとおりなのだが、これでは普通すぎて、この大臣の複雑な胸の内というものがわからない。上に書いたとおりそこまで表現する時間がないのか、わりとあっさり展開して行く。しかし、ここは物語の上で非常に重要な部分だと思う。なぜ、息子を王位に就けさせたいのか、強い動機付けが必要なのではないか? ちょっとしたセリフでもいい、あ〜、そうなのか!! それなら、自分でもそうするな!! と共感させるものがあると、さらに深みが増し、大臣に同情出来るのではないか?

その家臣ナイロン(小川麻琴)も、やや存在に面白みが欠ける。マンガチックな道化といったキャラクターで、大臣に付きまとう腰巾着ともいえる。コメディエンヌ・小川の実力が発揮されるわけだが、ここは思いきって、シェークスピアの劇に出て来る、裏で悪だくみをするような人物にしたら、もっと面白いと思われる。家臣ナイロンのそそのかしによって、大臣は悪事に手を染める。もちろん、息子の出世を願うあまりに……。いやいや、こうなったら「リボンの騎士」ではなく、シェークスピアか? ここもささいなことで良い。なにか存在に必然性が欲しいのだ!!!

(つづけ)

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送電線が切れてもテレビは映る!? モーニング娘。をもっと出せっ!!!

こんな時でも、ちゃんと放送しているテレビ局は(イヤミを込めて)大したもんですね。まっ、適切な情報もなければいけないので、こいういう時は自家発電機が活躍するのでしょう。

先週だか先々週だか、フジテレビのお昼にやっている番組「ごきげんよう!」に、カントリー娘。の里田まいちゃん、さん、かな? が出演していました。あのサイコロを転がして「なにが出るかな?」「なにが出るかな?」ってやるやつね。司会は小堺一機さん。いや、まいちゃん良かったよ。テレビ感がいいっていうのかな? しゃきしゃきとしているのでノリもいい!! 他の番組にも時々出演しているのもうなずけます。また、ルックスも今時の女性タレント風で違和感がなかったし、お話もハロプロがらみでないところが良かったね!! 

ここのところ、この番組では、カオリン、圭ちゃん、チャーミーと間をおかずにハロプロ・メンバーが出演していました。この3人はモーニング娘。全盛時のメンバーなもんですから、必然的にモーニング娘。時代の話が多くなります。これは、しょうがないことなのでしょう。視聴者が聞きたいと思われることに、話を振るのが普通ですものね。でも、現在の活動や、1タレントとしてのお話ももっとして欲しいところ。その点、まいちゃんはこういったらなんですが、頼るものがない。それだけ「里田まい」個人の人間性が垣間見えて面白かったのです。

そのせいか、出演日の午後、3日とも(この番組は3日続けて出演する)ここniftyの「検索ワードベスト5」に「里田まい」という言葉がチャート・インしていました。おそらく、この番組を見て「里田まい」って誰? って思ったのでしょう。「腐っても鯛」といいますが!? まだまだ、テレビの影響力というものは無視出来ません。わたしは、インターネットの世界というものを良く知っているわけではありませんが、見ていると、どうも補足的な意味での利用法しかされてないのではないでしょうか? 本当の利用法(というのかな?)はもっと有益なもののはず。思うに、インターネットは「告知」というものには向いてないようですね。例えば、モーニング娘。の人気を広げようとホームページ等をつくっても、モーニング娘。自体に関心のない人は、見にも来ないし、検索さえしないのではないでしょうか? これはむしろ、横の繋がり、ファン同士の絆を深めるには、もって来いの仕組みのような気がします。とまあ、生意気なことをいいましたが、なんにもわかっちゃいねぇ〜なということでしたら、お笑いください。

テレビやラジオなどは、スイッチさえ入れておけば、否応なしに向こうから情報が押し駆けて来ます。わたしは、これが好きではない!! むしろ、インターネットのほうが最近は心地良い感じがしますね。でも、これも使いよう!! このような番組に愛ちゃんやガキさんなどをプロデューサーに頼み込んで!? 出させてもらったらどうだろう? なに、話題や知名度がなくったって(ごめんなさい!!)小堺さんがうまく盛り上げてくれますよ!! どうも、現モーニング娘。は、箱入り娘。になっちゃって過保護じゃないのっ!!!

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亀井絵里に成り代わり、怨み節いわせてもらいます!?(5)

Erikameiphotobooksmile「オッ!! 亀井、ええところに来たやん。お前、今日から黒髪になれや!! 最近の人気アイドルは、みな黒髪やし、気分転換にええやろ!!」なんて、親分にいわれたのかも? バブルの頃、「歌う不動産王」といわれた歌手の方が「オレはマスコミのおもちゃじゃねえ!!」と毒づいていましたが、わたしなら「オレはあんたのおもちゃじゃねえ!!」といいたいところ。しかし、絵里ちゃんは、自分では違うといってますが、れっきとした育ちの良いお嬢さまなので、そんな卑しい口の利き方はしません!! 「ハイ、わかりました。がんばります!!!」とかわいい声でいうのだ!!

モーニング娘。歴代のメンバーや、ハロプロのメンバーの中でも、そりゃ髪形や色が変わって行く人もいますよ。でも、絵里ちゃんほど、カクッ!! カクッ!! と大幅に変わるメンバーも珍しいのじゃないでしょうか? しかも、元に戻っちゃうというなんともいえない変化!? わたしも絵里ちゃんの髪は、これからいろいろ変わるかもよ、といってきましたが、それは必然があって変わるということですからね。また、そういう変化にも対応出来るキャラクターだと思っています。でもねぇ〜、1度ならず2度もイメージが固まった直後に変わるというのはどうなんですか!!! 

こんなことはそうないかもしれないけど、モーニング娘。の絵里ちゃんだとこだわらずに「17才」を買った人が、気に入ってモーニング娘。を見た時、どこに絵里ちゃんがいるのかわからないでしょう? まっ、良く見ればわかりますけど、決していい結果を生まないと思うんですよね。また、モーニング娘。や絵里ちゃんを知らない人達に教えづらいんだよ。絵里ちゃんの場合はこのようなソロ写真集しかないからね、訴えるものが!! 百歩譲って、こうでもしなければ絵里ちゃんは売れないというなら、それもそうでしょう。でも、わたしにいわせれば、そんな小細工をしなくても絵里ちゃんの才能なら、見る人が見れば必ずファンは付いて来ます!!! もっとイメージを大切にして欲しいのです!!! このファーストソロ写真集がふたたび脚光を浴びている現象は、そんなファンからの「無言の抗議」ではないでしょうか?

どんな姿、形になろうとも絵里ちゃんは絵里ちゃんなのです。中身まで変わるわけではありません。アーティストなのですから自己表現はあたりまえ!! 自分の思ったとおりやりなさい!! 幸い、絵里ちゃんも少しずつ大人になり、黒い髪も落ち着いて見え似合っています。そう、今人気の同世代の女優さん達に混じっても引けをとらないほど美しくなりました。そういった意味ではこの変身も成功なのかなと感じますが、これも一重に絵里ちゃんのなんでもあり的な魅力のお陰なのでしょう。それでもこれからどのようにしたいのか、加入3年過ぎた現在でも相変わらずあちら側の、絵里ちゃんに対する将来のビジョンは見えて来ません!! 絵里ちゃんの性格に甘え、いたずらに外見をいじくりまわすだけに終始する、無駄な時が過ぎて行くだけに見えるのですが……。

(「亀井絵里に成り代わり、怨み節いわせてもらいます!?」はこれで終わります)

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亀井絵里に成り代わり、怨み節いわせてもらいます!?(4)

女の子に対する「黒髪信仰」というものは、今でも根強いものがあります。まぁ、若い男の子がそう思うのは無理のないところかもしれません。たぶんそこに黒髪=処女性を見るのでしょう? 自分の思い描いたとおりの女の子。または、自分の思いどおりになる女の子。自己主張することを許さない、そんな男の身勝手な思い込みの象徴なのではないかと考えますが、その気持ちはわかります。男ってヤツは、いつの時代もロマンティストですからね。

ゴスロリ・ファッションも良かった「エリザベス亀井(キャメイ)」のキャラを生かし、さらに絵里ちゃんの個性をはっきり打ち出すために、背中を押したという親心。この「変身」には、やられたな、という思いと、なんとかしてくれるのだろう、という複雑な思いがしたものです。そして、エリザベスをさらに発展させた「エリック亀造」によって、絵里ちゃんの人気は不動のものとなった!! とはいっても、この分野だけですけど。この人気キャラは、以前の絵里ちゃんの「髪」だったら生まれただろうか? または生まれたとしても成功しただろうか? ファンのわたしがいうとなんですが、たぶんうまくやれたはず。しかし、絵里ちゃんファン以外にまで、人気を呼ぶことは出来なかったんじゃないかな? と思います。

その余勢をかって、絵里ちゃんの2nd写真集「DAYS」では、正に、元気元気の明るいキャラクター全開!! コンセプトであるPOPという言葉以外見つからないほど、カラフルな絵里ちゃんで溢れていました!!! コンサートでも見違えるほど積極的にパフォーマンスしていたし、シングルやアルバムでも以前に増して存在感が出てきました。この絵里ちゃんのイメージはすっかり定着し、モーニング娘。内でもバランスの良い位置を占めてきました。もう、誰も大人しい娘。とか、幸が薄いなんていわなくなり、うれしいような、ちょっとさびしいような感じ。自ら、「髪の長い時の絵里」と「ショートヘアの絵里」とコント仕立てで、ちゃかしちゃう勇気も出ました。

そんな絵里ちゃんの集大成が、3rd写真集「17才」だということに異論はないでしょう!! 世間に向かって「亀井絵里」ってこういう娘。なんですよぉ〜〜と宣言したような作品です。この写真集がすばらしい出来だということは、この日記でもいやというほど!? 書きましたから、もうみなさんどんな内容かご存知でしょう!! 2ndの明るさを押し進め、さらに17歳相応の内面的な心のうつろいをも写し出した、正に、「亀井絵里のすべて」といったものでした。この17歳という少女の内面をリアルに描き出そうとした時、やはり、黒髪一辺倒では表現しきれなかったでしょう。生身の絵里ちゃんを自由に表現しようとしたら、こうなった!! すべてが自然に進み、この作品によって絵里ちゃんは、さらなるグレードアップを果たしたのです!!! そして、イメージもこれで完全に定着したと思われたのでした。

ところが、それからものの1ヵ月もしないうちに、第2回目の「変身」をわたしは見ることになったのです。それは180度、いや、最初から見れば360度回転して来たようなものでした!!! 

(つづけ)

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「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」即刻、役者に転向せよ亀井絵里!!!

Princessknight250たびたび進行中のテーマを中断して申し訳ないが、亀井の非凡な才能を目の当たりにしては黙っていられない!!! 昨日(10日)新宿コマ劇場で、待望の「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」昼の部を見て来た。全体の感想などは後日、また、26日にも行く予定なのでその時もまた書くかもしれない。とりあえず、今回はこのステージでわたしが最も感銘を受けた亀井絵里のことをここに記そう!!!

その場面は第二幕、フランツ王子(安倍なつみ)がシルバーランドとの戦かいに備えるシーン。丸階段状のステージ最上段にいるフランツ。そこへ騎士トルテュ(亀井絵里)が回り舞台を使って現れる。しかも、せり出しになっており、回転しながら徐徐に浮き上がってくるというこのミュージカル中、最も映画的手法の演出だ。ちょうど、馬に乗り、遠くから次第にこちらにやって来るというイメージなのだろう。ここでの白い騎士姿の亀井の凛々しさといったらない!!! わたしはそのあまりのさっそうとした姿に、主人公サファイアが出て来たと勘違いし、しばらく高橋だとばかり思って見ていた。そして、その回り舞台から降り、フランツへ報告のため階段を上がるのだが、この時やっと亀井だと認識したのだ!! その誤解から一瞬頭が真っ白になったくらいであった!! わたしとしたことが!!! フランツと並び会話するシーンも実に緊張感が漂う顔つき、物腰。どれも騎士の雰囲気を十分醸し出している。セリフや登場場面こそ圧倒的に少ないが、第二幕登場から最後の大団円まで鮮烈な印象をわたしに焼きつけた。

第一幕での亀井は凡庸な演技が続く。その他大勢ともいえる淑女役の1人で亀井の美しさが光る!! しかし、これは演出上しょうがないのだろう、この淑女達は、フランツ王子に憧れるいわゆるミーハーな女の子達という設定だ。むしろ、期待どおりの演技をしているということになろう。新垣もそうだが、このミュージカルでこれほど落差のある2役をやっている者は、他に高橋と石川ぐらいだろう。そんな中、わたしには亀井が一番この落差、言葉が悪いか、差異というべきか? ある2役をこなしていると思える。普段から亀井には役者転向を促しているわたしでさえ、これほど出来るとは思いもしなかった!!! プログラムで亀井は、どのように役を演じたいかという質問に、こう答えている。

「淑女はとてもきれいな女性を演じて トルテュは騎士なので力強く演じたいです」

あたりまえといえば、あたりまえな答えだが、言葉どおり亀井は演じていた。だが、わたしはこう思う。自分では、このような意識しかしていないのに、それ以上のものが無意識に出てくる!! これは一種の才能ではないか? やはり、わたしの目に狂いはない!!! 亀井よ、即刻役者に転向したまえ!!! しかるべきところへ入り、きちんと役者としての勉強をすれば、必ずものになる!!! わたしはそう確信した!!!

この日、新宿コマ劇場キャパシティー2,088席、シビアに見積もって90%の入り。また、安倍の誕生日ということで、最後はステージ上の出演者全員、また客席一体となって祝福!! 涙声のフランツ王子・安倍なつみであった、おめでとう!!!

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亀井絵里に成り代わり、怨み節いわせてもらいます!?(3)

見た目の印象と本人の性格とのギャップなんて、日常良くあることですよね? 「○○君がモーニング娘。のファンだったなんて、信じられなぁ〜〜いっ!!」って、ちょっと違うか!? 芸能界ではイメージが優先されますから、もっと大変です。特に女優さんは役柄のイメージで見られるので、清楚ないかにも大和撫子なんて思われていた人が、その後いろいろな話が漏れて来て、実はあけっぴろげで豪放磊落な性格だった、なんて話はいくらでもあります。今はダメですよ!! テレビのトークショーなどがやたらあるので、私生活までベラベラしゃべっちゃいますから、「あ〜、あの女優つくってたんだな」ってすぐバレちゃう!!

アイドルでもそう!! 地を出すことで、それまでお人形さんのような存在だったアイドル達も、自己主張し始めた。これは受け手であるファンもそれを許容できる時代になって来たということでしょうね。仕舞いには、「私、付き合っている人がいます!!」と交際宣言して、逆に人気を上げるという荒技を使うアイドルも出てくるようになって来ましたね。昔だったら即、人気失墜間違いなし!!! 最近ではこの手法も飽きられたのか、とんと聞かれなくなりました。やっぱり、アイドルはアイドルじゃなきゃね!!

そんな風潮の中で、自己主張が出来ずにいた絵里ちゃんは、やっぱり古風な性格だったといえるでしょう。そこから、この第1回目(あえてそういわせてください)の「変身」は結果的に大成功だった!! 去年も書いたと思いますが、この判断は事務所側の戦略から出たのだと今でも確信しております。つんくPは、去年4月に発行された自身の著書「ポジティブ本」、絵里ちゃんとの「デート対談」の中でこのようにいっております。

「うーん、でも亀井も頑張ってるやん。髪を短くしてイメージチェンジしてみたりとか。」

なんと、まるで他人ごとのような口調ではありませんか!! 「あんたでしょ、そうさせたのは!!!」っていいたいところでげす!! 考えても見て下さい。このようなことが絵里ちゃんひとりで決められるわけがありません!! イメージですよ、芸能人はイメージが命!!!(古いな)「亀井、なんてことをしてくれたんだ!! せっかくお嬢さま路線で売り込もうとしたのに、とんでもないやつだ!!」なんて、事務所からいわれてしまいそうではないですか!!! これは逆のこともいえます。彼等は、ファーストソロ写真集でせっかく出来た絵里ちゃんのイメージを、大胆にもブチ壊してしまった、と。やはり、これは6期3人の売り出し戦略の一環と見るのが、妥当だと思いますね。「お嬢さま」は2人要らなかった。絵里ちゃんの本当の性格から、ボーイッシュなかわいらしさを前面に押し出した路線を選んだのでしょう。実はギャルにあこがれていた絵里ちゃんには、肩の凝らない、自然体でいられる環境になったわけです。その後の絵里ちゃんが見違えるように活躍し出したのは、ひとえにこの事務所のありがたいご選択によるものと、感謝しなければいけないのでしょうね?

(つづけ)

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亀井絵里に成り代わり、怨み節いわせてもらいます!?(2)

このようなイメージで絵里ちゃんを見ていたのは、わたしを含めた絵里ちゃんファンだけではなかったようです。モーニング娘。2ndアーティストBOOK「モーニング娘。×つんく♂2」のインタビューアー・著者である能地祐子さんも、絵里ちゃんへのインタビューの中でこんなことをいっています。

—亀井さん、もともとは元気なコだったの?
「元気なんですけど、それをあまりオモテに出さなかったですね」
—ですよね。だから入った時はいちばん「お嬢さま系」かなと。
「思いました?」
—うん。
「同じこと、前にも言われたことがあって。そう見られているんだなぁって、ビックリしました」
—なんか、家でピアノ弾いていそうな。
「そうそう、よく言われました。クラシックが似合うとかって。ホントの自分は、全然そっち系じゃなくて。どっちかって言うと男っぽい性格だし。だから「ホントは違うんだよ」って言いたかったんですけど、そのころはまだ言えなくて。やっぱ、自分が出せてなかったのかな」

後段の絵里ちゃん自身が語る性格の部分は、後ほど。さらに、この本より1年前に発行されたハロー!プロジェクトファンクラブ編「ハロー!プロジェクト大百科」には、モーニング娘。加入から半年くらいしか経っていないためでしょうか、その言動を元に、もっとはっきり絵里ちゃんのキャラクターを書き表わしています。いわく、「古風な美少女キャラなのだろう。このまま正統派で頑張って!」と。もっとも、次の段では「軟投系不思議少女?」なんてコラムもありますけどね。このようなことは、カオリンもモーニング娘。在籍中、絵里ちゃんと一緒に出演したラジオ番組で「正統派なんだけど、なんかおかしいんだよね」といってました。いずれにしても、最近では死語になってしまった「深窓の令嬢」といったところでしょうか?

絵里ちゃん自身は、戸惑っていたようですけど、ほとんどの人がそのように感じていたんですね。そういった意味では、このファーストソロ写真集「亀井絵里写真集」は、ある意味「ニーズ」に応えていたともいえます。もちろん、この写真集の成功はそれだけに留まらず、絵里ちゃんの本質であるところの快活な面も見せているからでしょうけど。

しかし、それからわずか1ヵ月後、絵里ちゃんは劇的な変身をわたしに見せつけました!!! もう、いわなくてもわかりますよね? 上の能地さんとのインタビューを読めば、それは絵里ちゃんの本心が体現出来ていたということになります。絵里ちゃん流にいえば「自分が出せた」ということです!!!

(つづけ)

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亀井絵里に成り代わり、怨み節いわせてもらいます!?(1)

Erikamei1stphotobook4最近奇妙な現象が起きている!! いや、なにも部屋がミシミシいったり、家具が飛んで来るとかいったものじゃないんですがね。まあ、よくよく考えれば奇妙でもないのかもしれないな? どっちなんじゃい!!! といわれそうですが、ちょっとお聞きください!!

ここのところ、絵里ちゃんのファーストソロ写真集、「亀井絵里写真集」が売れているようなのでございます。わたしも確固たる確信は持てないのですが、先ほど(7日午後7時頃)Amazon.co.jpのベストセラーチャートを見ていましたら、このファーストソロ写真集が最新の「17才」より高い順位にいたのです。この辺の順位ですと、そんなに実売数、または予約数に差はないと思うんですけど、なにせファーストのほうは1年半ちょっと前のものですからね。つい、この間まではかなり下の順位で推移していたはず。

これはAmazon.co.jpだけの現象かと思いきや、他の書籍チャート(調べるとインターネット上でもかなり公表されています)でも、同様な現象を示しているものがあります。また、書店でも発売以来しばらく姿を消していたこのファースト写真集を、この頃多く見かけような気がするのです。たしかに気のせいだろ、といわれればそんな気も……。まままままっ、ファンの欲目とお笑いください!!

しかし、実際売れているかどうかはわかりませんが、このようにかなり前の写真集が目立ってきているという理由は、わたしにもわかります!! それは、ここ1、2ヵ月くらい前から絵里ちゃんの髪の色、髪形が以前の絵里ちゃんと同じになって来たからではないでしょうか? 完全にというわけではありませんが黒髪に、そして、ロング、セミロングというのかな? 長目になって来た。そう、デビューからしばらくの間とおして来た、この写真集と同じような感じに戻ったのです!! そこで、再たびこのファーストソロ写真集が「ハイ、ちゅう〜もく!!」と関心を集めて来たのだとわたしは分析!? するのです。

いやいやいや!! 絵里ちゃん、今見てもかわいいし新鮮!!! 清楚で清潔感はあるし、表情がこの頃から豊だね!!! ひとことでいうと「カルピスのCM」に出て来るような女の娘。って感じかな!!! ねえ、ホント、「道」間違えたんじゃないの、絵里ちゃん? トホホ、こういう話すると方向が違って来ちゃうんで、止め!! とにかく、ファーストとは思えないすばらしい出来で、わたしもファンのみなさんも、それまでの邪険な扱いに対して、溜飲の下がる思いだったのではないでしょうか? これもまたすばらしい作品でした。

この写真集に「亀井絵里」という女の娘。のパブリック・イメージを見たファンも多いと思います。モーニング娘。加入、いや、あの地下鉄の通路から出てきた瞬間から、わたしもそのイメージを絵里ちゃんに見ていたのです!!!

(つづけ)

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祝8期メン募集!!! 働きバチの8割は働かない!?(5)

例えなんといわれようとも、いいではないか!! 儲けるなというほどわたしも野暮ではない。「興行は水物」といわれる芸能界ではリスクが伴う。それを緩和させようという企業心理もわからぬわけではない。見渡せば、この日本中いたるところでこんなやりかたが蔓延している。芸能界だけを責めるのは酷というものではないか? どうぞご自由に!!

モーニング娘。の本質は、「ファンが育てる」というこれまた一種の「幻想」の上に成り立っているのだと思う。ここがそれまでのアイドルやスターと違うところなのだろう。実際は、ファンの意向などなにも反映されないのだが、ファンのほうで勝手にそう思い込んでくれるので助かっているのかも知れない。そのことを踏まえればモーニング娘。のオーディションというものは、いわゆる「スター発掘」にあるのではなく、どれだけファンの心を引き付けられる娘。を選ぶか、といことになるのではないだろうか? 端的にいってしまえば、「完成された娘。」は要らないということになる。ここが誤解を生む原因にもなっているのだろう。そして加入後は、思う存分ファンを引きずり回し、最後には「ファンの力」で卒業させる。

しかし、ここからが問題だ。モーニング娘。在籍中はそれでいいかもしれないが、卒業後そのまま芸能活動(ハロプロ内)を続けるとなると、それまで培ってきたファンがそのまま移行するだけということになってしまう。モーニング娘。OG達の活動を見ると、卒業後新たにファンを増やしたということはあまり聞かれない。相変わらずハロプロの中でゴソゴソやっているだけという感じになってしまう。実力もあるのに、これは非常に残念なことではないか? そこに「モーニング娘。というシステム」の限界を見てしまうのだ!!!

ジャズミュージシャンの坂田明氏がこんな話をしていた。氏は水中生物や生命体に関し、玄人はだしの知識を持っている。その彼が、働きバチの中で実際に働いているハチは、全体の20%しかいないという。名前こそ働きバチなどといっているが残りの8割(80%)は働かない。いや、正確にはなんらかの役割をしているそうだが、無駄な存在だという。だからといってこの8割のハチを採ってしまうと、残りの20%の中の80%が働かなくなるそうだ。逆に、働いている20%のハチを採ってしまうと、それまで遊んでいた80%のハチの中から20%のハチが働き出すという。これはどの生物にも当てはまるそうだ。そうか!! 目からうろこが落ちたとはこのこと!! この話は正にモーニング娘。そのものではないか!? はっきりいうと差し障りがあるからいわないが、歌のパート割りなどで考えてみればわかるだろう。グループという形態を印象付けるため、常に活動している2割のメンバーは8割のメンバーを支えている。また、一見なにもしてないような8割のメンバーも残りの2割のメンバーのために必要な存在なのだ。この生命のバランス原理によって、2割のメンバーを常に歌わせ、モーニング娘。という「種」の保存を永続的に実行するには、減ったメンバーを補充するという作業は必然なのである。そこでは自然界と同じく粛々とことは進む。いつか現れる「突然変異」を待ちながら。

(「祝8期メン募集!!! 働きバチの8割は働かない!?」はこれで終わります)

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祝8期メン募集!!! 働きバチの8割は働かない!?(4)

今時流行らぬ年功序列のようなものがまかりとおる、モーニング娘。のオーディションを受けるメリットはそれなりにある!! それはモーニング娘。に夢はなくとも、芸能人になれるという夢は叶う!! 現在でも「モーニング娘。」というブランド名は、お墨付きの金看板だ。少くとも、ここに潜り込めば誰に恥じることはない。加入当初は、後ろのほうで小さくなっていても、先物買いのファンが間違いなく付いてくる。わずかなパートをもらい、慣れないながも歌うことも出来る。そうこうしているうちに写真集なども出版し、本業以外で人気が出るかもしれない。そして、歌番組には新曲がリリースされるたびに出演出来る。極めつけは、大晦日の「NHK紅白歌合戦」にも登場!! その頃には、かなりの数のファンが、自らのホームページで応援合戦を繰り広げている、はず!? しばらく我慢すればエースになれるかもしれない。それから数年後、自分の意志、または事務所の意向などで卒業を迎えるメンバーも出て来る。卒業コンサートでは、ファンは感極まりメンバーの名を口々に叫ぶ!! 「ありがとう!! これからもがんばれ!!!」と。

こんなことは、そうそう体験出来るものではない。「モーニング娘。」というシステムだから出来るのだ!! そう「モーニング娘。」とはこのシステムの総称といえるだろう。かつて、芸能界では、新人タレント売り出しの枕詞に「彗星のごとく現れたスター」という言葉が使われた。わたしもこの言葉にはなつかしさを感じるほどなので、最近では死語になっているのだろう。まあ、ある日突然、全国の人気者になった芸能人といった意味で使われていた。もちろん、その当時なりの仕掛けというものはあったのだろうが、「スター」いや、「大スター」とはそうやって現れたのだ。

ところが、一部の例外を除いて、このモーニング娘。など有力プロダクションによるオーディション乱立によって、そのような衝撃的スターまたはアイドルの出現というものは、そう見られなくなったように思われる。オーディション専門誌まであるのだからなんともはや!! これは芸能という世界にとっていいことなのか? 悪いことなのか? 答えは風に吹かれている、か? 少なくとも昨今、戦後を代表する歌手、俳優などに匹敵するスターが現れていないのは、このような芸能界のシステムにあるのでは? と思わざるを得ない。現実的には需要と供給のバランスが、昔とは違うという側面もあるにはあるが。

このモーニング娘。のようなシステムは、プロダクション側に立てば、安全パイだろう。初めっから、売れるか売れないかわからない新人をブチ上げるより、すでに出来上がっているグループに入れ、徐徐に売り出して行く。リスクが少なくて済む。もちろん、一番最初のモーニング娘。の成功というものはあるが、それを有効に活用して行こうとしたこのしたたかなアイディアは、賞賛に値するものだ。だが、1夜にしてスターになるという、スリリングな体験は出来なくなったといえるだろう。後藤の出現が今でも語り草になっているのは、皆、そんな体験をもう一度味わいたいからなのだ!!! そこでこの手法をわたしは、アップフロントの、いや、現在の芸能界の「助平商法」と呼びたい!!!

(つづけ)

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祝8期メン募集!!! 働きバチの8割は働かない!?(3)

なんとも牧歌的なオーディションではないか!! コンビニに寄ったついでにオーディションに来ないかい? または、来てくれませんか? と下手に出た、そんな気さえする。求めるものも特にないようだ。つんくPいわく「歌の大好きな子」、「私の才能はどれくらあるんだろ? つんく、見つけてくれや」というだけでいいらしい。どうしても「いい娘。」を探すぞ!! という気迫は感じられない。オーディション告知に関して心配する向きもあるが、これなら本気・ひやかし含め、相当数の参加者が集まるだろう。そして、8期メンバー合格発表のあかつきには、「全国ウン万人の中から選ばれたHappyな娘。(達)です!!」と大風呂敷を広げることも出来るはずだ!!

そうはいっても、つんくP側が無条件で手を広げて待っているはずはない!! どんなオーディションでも、会社の就職試験でもいい、選ぶ側は「こういう子」が欲しいという基準があるはずだ。これに当てはまらない人は何度受けても、どこへ行っても採用されることはないだろう。「へたな鉄砲も数打ちゃ当たる」で闇雲に受けたら合格した、というのもあるかもしれないが効率は悪い。受ける側の最大の弱点は、採用する側がなにを求めているかだが、それがわかれば誰も苦労しないで済む。

そこから、その基準に当てはまる子は、オーディションの相当初期段階でピックアップされていると思われる。その後の審査は余計な儀式か? よく、モーニング娘。の中で、1次審査、2次審査と、あれよあれよという間に合格したという話をするメンバーがいる。これは、おそらくその時求めていた人材に、見事合致していたということだと思う。そこには偶然は介在しない。面接官この場合は審査員というべきか、それだけ見る目があるということだろう。また、なにかしらのコンセプトがあってその指示の下、オーディションをするということに間違いはない!! 一見のんびりした「モーニング娘。Happy8期オーディション」も、裏にはそれなりの意図があると考える。

しかし、今現在のモーニング娘。に10代の女の子が夢見るような「幻想」はあるのだろうか? 8期として加入したとしても、即エースなどということは99%ないだろう。すでに揺るぎないエースはいる。これから3年のエースもいる。ミラクルエースまでいる。では、ユニットなどでどう? といわれても、ここにはBerryz工房や℃−uteがいる。もう物理的に出来ないのだ。今度は何人採用するのかわからないが、複数採るとしよう。それだけで、10人だ。わたしの考えでは、来年4月までにさらに卒業メンバーを出すと思われるので4人くらいでどうだろう? ここ何年かの様子から、新メンバーの多くは1年くらい「見習いさん」のような扱いになってしまっている。もちろん、最盛期のように次から次とヒットを連発し、社会的にも注目を浴びるということもそうない。自分の才能をつんくPに見つけてもらったにしても、どこで花開くのだろう? 圧倒的な才能がない限り、彼女達の夢を実現することは出来ないといえる。実はオーディションに本気で参加する彼女達も、そのことに気がついているのではないか?

(つづけ)

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祝8期メン募集!!! 働きバチの8割は働かない!?(2)

お陰で、未だにモーニング娘。というと「あぁ〜〜、素人みたいな女の子達のグループね」というイメージが付きまとっている。わたしも含めファンやモーニング娘。を楽しんでいる人達は、そんなことはないと断言出来るだろう。たしかにテクニック的に難のあるメンバーがいるのは承知の上、それを含めてモーニング娘。なのだ。

ちょっと前に、そのようなことを書いた記者さんがいたらしい。当然、ファンの方達から非難を浴びたようだ。わたしも同じような、いや、ちょっと違うかもしれないがモーニング娘。を揶揄したような記事に出くわした。それは、先月の朝日新聞夕刊に掲載されていた連載コラムで、いわゆる「今日は何の日」というものである。その日はキャンディーズが「普通の女の子に戻ります」(だったかな?うろ覚えで失礼。正しくは「普通の女の子に戻りたい」でした)といって解散した日だそうだ(こちらも解散は翌年1978年4月4日。この発言をした日・7月17日の話題です。ここに訂正いたします)。ここでおそらく外部のライターだと思うが、記者のいうことには、この「普通」という言葉にその当時衝撃を受けたという。それからというもの、この「普通」ということばを考えさせられる日々が続いたのだと書いている。そして最後に、おニャン子クラブやモーニング娘。が出現した後なら、こんなことを考えないですんだろうと結んだ。

この文章を読んで、わたしが感じたことは、この記者にとってキャンディーズは「アイドル」として神格化された存在だったのだろう。そんな「アイドル」がいきなり「普通」の存在になることを受け入れるのに戸惑った。つまり、おトイレにも行かないようなお姫様のような存在が、突然、その辺を歩いている女の子になるってとこか? それを自分の中で整理するのに時間がかかったということだと思う。ひるがえっておニャン子クラブやモーニング娘。は、所詮神格化するところまで来てもいない、その辺にいる「普通」の女の子達の集まりではないか? また、プロといわれても「アマチュア」みたいなもの。そう捉えていると見て間違いないと思えた。

おニャン子クラブはわからないが、モーニング娘。は加入してからが大変だということは、あまり知られていない。パッと見には、プロとアマチュアとの敷居を下げてしまったことは認めよう。だが、その後を見てみると、そこまで考えている者はプロのマスコミ関係者でも少ないだろう。ましてや、関心のない人達には、余計そう見えるはずだ。わたしにいわせれば、キャンディーズとて当時は素人みたい、だの、かわいいだけじゃないか、などといわれたものだ。いつの時代でも同じことで、時間が経つと思い出を美化したくなるのは、人情というもの。当の3人はその後、芸能界に復帰!! 2人は現在も活躍中!! いったいあの名言はなんだったのだろう? この記事の最後、おニャン子クラブとモーニング娘。の部分は不要だった。

だいぶ寄り道をしたようだが、今回のオーディションに戻ろう!! より多くの中から、より良い才能を見つけようと選考基準を緩やかにしたようだ。会場も10ヵ所に増やした。履歴書さえ持っていけばその場で即、オーディションを受けられるという。はたして、つんくPのメガネにかなう才能は見つかるのだろうか?

(つづけ)

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[EXTRA]「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」スポーツ紙、紙上カンゲキ!!!

Riboncyunichisanspo

大好評のうちに初日公演を終えた「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」!! 本日(8月2日)のスポーツ新聞各紙にその記事が載りました。その中で得に良い出来だと思われる2紙を簡単に紹介したいと思います。

最も良いものは、「東京中日スポーツ」です。裏1面、左右いっぱいにスペースを取り、フランツ王子(石川梨華)とサファイア(高橋愛)の迫力ある殺陣シーンを大きく扱っています。その他、ストーリーに沿った写真を8点、のんちゃんの元気な出演写真1点とまわりにレイアウト。ちょっとした、プログラムのようでミュージカルの全体像が見られる仕掛けになっていて楽しいです。観劇を待切れない方は、これで多少、我慢出来そう!? 

もうひとつは、「サンケイスポーツ」。こちらの特長は、愛ちゃんの劇中六変化!? いや、横にあるチャーミーとダンスを踊るシーンでの、真っ赤なドレス姿を入れると七変化!!! 愛ちゃんファンにはたまらない構成になっております。このダンスのシーンは、「スポーツニッポン」にこれより大きな写真として載っています。

記事の内容はともに似たりよったり、各紙のサイトでも読めます。上に上げた3紙が大きなスペースを割いているようで、久しぶりにうれしい話題となってますね。まだ、時間的に買えそうなので、よろしかったらどうぞ!! なお、これは東京地区のものなので、その他の場所ではどのような扱いなのか不明です。あしからず。

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祝8期メン募集!!! 働きバチの8割は働かない!?(1)

久しぶりにテレビで見たつんくPは、人気プロデューサーにありがちな「威圧感」がすっかり消えていた!! 数年前の、まるで焼き肉がジュージューいって焼かれ、脂が垂れるがごとくテラテラした顔は、もうそこにはない。ややふっくらした印象は、幸せ太りというものなのか? これは、芸術家にとって喜ぶべきことではないはず!! 新婚早々、やや不謹慎ではあるが、すばらし芸術を生むには幸せなどくそくらえ!! である。人々に感動を与える仕事をしている者は、実生活では不幸でなければいけない。これは、わたしの持論である。ジャニスよ!! ジミヘンよ!! ジム・モリソンよ!! 永遠なれ!?

多少、脱線したがお許しを。そんなつんくPの口から「モーニング娘。Happy8期オーディション」の開催が発表された。すでに、スポーツ新聞紙上などで、おぼろげながらオーディション開催の記事が書かれていた。そのためか、この「ハロー!モーニング。」内で正式に公表されても、その反応は今ひとつ盛り上がらない。いい子が来て欲しいという毎度の願いではあるが、裏を返せば現在のメンバー、または、モーニング娘。の現状に満足していないとも取れる。

こういった時必ず引き合いに出されるのは後藤真希だ。モーニング娘。のオーディション参加者、そして、合格者は後藤の存在を無視して見ることは出来ない。間違いなく比較される。誰に? モーニング娘。のファンにだ。それだけ、「モーニング娘。史」に残した実績は大きい!! 大き過ぎるといったほうが正しいかもしれない。しかし、あの大ブレークは後藤ひとりの力なのだろうか? 今再び、後藤のような子がモーニング娘。に入れば、すべての問題は解決し、2度目の我が世の春が奇跡のように訪れるのだろうか? わたし個人の意見をいわせてもらえば、それはNON!! である。さらにいえば、以前にもいったと思うが、大衆を巻き込むヒット曲というのは、1に「楽曲の良さ」、2に「歌手のタレント性」、3に「時代と合致するか?」という3点だと考えている。例外もあることはあるが、およそこんなことで成り立っているはずだ。モーニング娘。の場合は、いうまでもなく『LOVEマシーン』以降がそれに当たる。ここに、後藤、石川、吉澤、辻、加護がはまって来た。それ以前のメンバーも人気を底支えして、理想かつ最大のアイドルグループになったと思う。くどいようだが、すべてはあらゆる人々に愛される「楽曲」なのである!!!

国民的とまでいわれたモーニング娘。最大の功績!? は、世間の女子小、中、高生に「私でもモーニング娘。になれるかも?」または「芸能人になれるんじゃないかしら?」「スターにしてくれるはずよ!!」という「幻想中の幻想」を与えたことであると考えられる。それ以前にも芸能界へ入る手立てがなったわけじゃい。わたしはどちらかといえばアイドルに詳しいほうではないが、いくつかのオーディション番組を知っている。そこで芸能人になることは、かなり厳しものなのだと知らされた。しかし、時代は変わりモーニング娘。になると、誕生の出自から、なにやらお手軽なイメージを持たれてしまったのも事実だ!!!

(つづけ)

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桃色ウサギの次は黒ブタかよ!? 負ける絵里ちゃん!!!

Volleyballeri150「ホ〜〜〜ッ、無事に終わって良かったねぇ〜〜」というのがわたしの感想です!! なにがって「ハロー!モーニング。」唯一の絵里ちゃんのコーナー、じゃ〜〜なかったけど、まあ、そんな感じだった「絶叫!コマ〜シャル。」の終了を受けての気持ち。なにせ、わたしは極度の心配性なもんですから、もしも、絵里ちゃんに、いやいや、絵里ちゃんの代わりに乗ってくれたメンバーにも、なにかトラブルでもあったらと思うとヘラヘラ、ワーワーいって見てる気になりやしませんや!! そういった意味じゃドキドキ・タイムだったんですがね。

だいたい女の子を絶叫マシンに乗せておもしろがるなんて、趣味のいいもんじゃないですぜ!! それも何度も!! もちろん、安全性は確認しているだろうし、こういったスリルも時には人間必要かもしれないね。メンバーも以外と喜んでいるかも。でも、事故が絶対ないとはいえないよ。また、「娘DOKYU!」でれいなが「絶叫マシン乗りまくり」というのがあったけど、明らかに体調を悪くしていたように見えたことも。そんなことで、簡単におもしろいものが出来るのはわかるけど、出来ればこのような企画は避けて欲しいでやんすね。最後は、コーヒーカップとかメリーゴーラウンドなてのも、かわいくて良かったかもよ。

そんなコーナーでしたが、その他の部分、メンバーのやり取りは「ハロー!モーニング。」本編では見られないおもしろさがありましたね。この日は、コーナー最強のコンビ・ガキ絵里? 絵里ガキ? まっ、どっちでもいいや。ガキさんと絵里ちゃんの名コンビで締めということに。いや、いい感じ!! 最大の見物は、ウサギとガキさん、絵里ちゃんが「ええじゃないか」を乗り終え、まとめに入るところ。スタッフから慰労と感謝を込めてた花束が渡される瞬間です。てっきり、絵里ちゃんは自分とガキさんのために持って来てくれたのだろうと、それまでの気持ち悪そうな顔から一変、手で口を押さえ「うわ〜〜、うれしい!! 苦労が吹き飛ぶわ」ってな表情に!! ほんとに純粋によろこぼおう〜〜〜っと思った矢先に、その花束は例の性悪ウサギに……。また、瞬時にがっくり力が抜けるその顔!! これこそ、絵里ちゃんの真骨頂!!! 自分の気持ちが素直に表情や態度に現れるのよ。かわいいでしょ!!! このスタッフの仕打ちに、もちろんガキさんも激怒!!! 2人してそうじゃないでしょ!! といわんばかりに、ウサギおよびスタッフ攻撃をするのだ!!! はぁ〜、いいコンビだぜ!!! 最後の最後は、やはりガキさんも絵里ちゃんも花束を抱いた写真が映って大団円、もう安心!?

まあ、桃色ウサギとはそんなこんなでお別れに。ところが、今度はTBSで黒ブタに絵里ちゃん取り憑かれたようだ!!! 「2006世界バレー」のポスターでは、絵里ちゃんの横に「チャンネル・ロック」のキャラクターが背後霊のように寄り添っているぞ!!! でも、おかげで視線が絵里ちゃんに行っちゃいますよ!! こりゃ、大儲け!!! 先週放送された「世界バレー」の番宣でも絵里ちゃんニコニコご機嫌だ!!! なんだかとってもうれしそう!!! このコスチュームもなにやらかわいいしなっ!!! いや〜、これからもますます絵里ちゃんから目が離せないでげすね!!! このまま絵里ちゃんにチャンネル・ロ〜〜〜ック!!!

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