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オレは天下の名(省エネ)Pつんく♂や!!! ちょっと売れ過ぎたな!?(6)

長年洋楽ロックやポップスを聞いてきたわたしは日本のアイドル歌謡もきらいではない。それは昔から洋楽ポップスを巧みに取り入れ独自のヒット曲を生み出してきた。元ネタを探したりプロデュースの過程を見つめることも楽しみのひとつである。1990年代になると欧米でもいわゆるポップスは姿を消し寂しい思いをしていたのだ。そこへ、つんくP率いるハロー!プロジェクトが登場した。その最盛期には贅沢なほどのプロデュース環境で、彼は次々とヒットを飛ばし続けた。そのポップセンス溢れる楽曲群はわたしを夢中にさせた。

今あの時の「いっちょやったろか!!」といった情熱がつんくPにあるだろうか。それは疑問だ!! ちょこちょことおもしろおかしいタイトルと詞を付け、メロディーは日本人好みの四七抜き定型パターンのコード進行、多分。外面はあれやこれやの見せ物小屋と化している。まあ、しょせん見せ物ではないか、芸能界は。彼の曲が時間が経つといい曲に聞こえるという話をよく聞くがそれは間違いである。後世に残るような本当にいい曲は、聞いた瞬間に「いい!!」と思えるものなのだ。もう、初期ミニモニ。などに代表されるような大胆かつ破天荒な楽曲はない。バカバカしさも大真面目にやってこそおもしろ味が生まれるのに。

本人がいくら「力強い平和へのメッセージ・ソング」と力説しても「いじめ」克服の歌に聞こえてしまう聞き手もいる。これも言葉を吟味し、よく推敲すればもっと正確に伝わるはず。そういったことを怠っているのでは、と思えてしまう。わたしは『歩いてる』の元ネタ(この場合はコンセプト)はジョン・レノンの『イマジン』ではないかと推測する。また、これは余談だが『THE マンパワー!!!』は、同じジョンの音造りも似ている『人々に勇気を(パワー・トゥ・ザ・ピープル)』にインスパイヤーされた曲だと信じている。ビートルズ好きのつんくPがこれらの楽曲を知らないはずはないからだ。この頃のジョンの歌は歌詞が非常に短い(『イマジン』に関しては夫人のオノ・ヨーコ氏も関与している)。しかし、メッセージが間違いなく伝わってくるのは最大限に削り落とされ、研ぎすまされた言葉を使っているからだ。そこに誤解はなく説得力に満ちている。

現在発売中の「ミュージック・マガジン」12月号に松浦亜弥の記事が載っている。そこで彼女は現在の自分を「歌手として難しいところに来ている」と告白する。今度のアルバムはつんくPから離れ自身も制作に関わった。アイドルから真の歌手へのターニング・ポイントに差し掛かっている時期ということだろう。しかし、これはひとり松浦だけの問題ではなくモーニング娘。、ハロプロ全体の問題だと思う。松浦には「歌手」という逃げ道があるが、つんくP自身にヒットを飛ばす能力がなくなれば「ハロー!プロジェクト」自体も失速する(している)。幸いつんく♂チルドレンともいえるようなパーティーソングの書ける若いソングライター達も登場している。モーニング娘。に関してもプロデュース業に専念し、楽曲は新しい才能に任せてもいいのではないか。いまだ「祝『歩いてる』1位獲得」に関してのコメントが出ていないところを見ると、つんくPもこれを恥ずかしいと思う気持ちがあるようだ。それが唯一の救いかもしれない。ここでいいたかったのは、「熱い情熱=ロック」を聞かせてくれ、ただそれだけのことなのである!!!

(「オレは天下の名(省エネ)Pつんく♂や!!! ちょっと売れ過ぎたな!?」はこれで終わります)

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