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10年経っても誰も抜け出せない、ここは「ホテル・モーニング娘。」!?(4)

「やらせる」のも意図されたものなら、「やらせない」のも意図されたものなのだろう。ここ1、2年、彼女達に対するこの番組でのぞんざいな扱いも、つんくPまたはその筋の意向なのかもしれない。内容はどうあれ、もう少し早い段階でこのようなメンバーの声が聞こえる企画にしていたなら、彼女達の人気もまた違ったものになっていただろう。そのことは多くのファンが思っていたはず。それが無視されてきたことが先週証明されたわけだ。

音楽面でも原点回帰がみられる。今週発売になったモーニング娘。32ndシングル『笑顔YESヌード』は初期モーニング娘。のヒット曲を彷佛とさせる楽曲だ。ややビート感が強いが、このまま初期メンバーに歌わせても違和感はないと思える。また、初期のヒット曲を現在のアレンジで現モーニング娘。に歌わせても十分通じるはずだ。やはりこれも長年のファンにはたまらない楽曲で、受け入れやすいだろう。もっとも、これはこの曲だけではなく昨年発表されたアルバム「レインボーセブン」の中の1曲、『パープル・ウインド』、またアレンジを取り去ってしまえば『色っぽい じれったい』もこの系譜だ。これに限らず、原点回帰または焼き直し、二番煎じはお手の物のつんくPではあるが、偉大な作詞作曲家というものは古今東西そういったものなのである。

そこから考えると、彼の音楽的根幹はこの手の歌にあるのではないかと思えるようになってきた。『LOVEマシーン』以降、2〜3年あまりのメガヒットの数々はむしろつんくPの本性ではないと。彼の作詞作曲家としての顔が2つあるのはご存じだろう。このメガヒットはそのもうひとつのいわゆる「裏の顔」が出てきた時のものだと思える。いや、絶対にそうだ!! そこに、こちらも本流からはやや外れ裏街道を歩いていたアレンジャー=ダンス☆マンと合体した!! そして一気に国民の心をモーニング娘。に向けさせることができた!!

わたしは信じないが、つんくPがその功績をダンス☆マンに取られそうなので、彼を使わなくなったという話を聞いたことがある。まさか? と思うが芸術家というもは嫉妬深いものだ。あながち間違いではないのかもしれない。単純にギャラが合わないとか理由はあるだろうが、同じようなアレンジをその後重用しているアレンジャーにやらせ、自身もたまにはお遊び楽曲で盛り上がる。ここにもなにやらつんくPの「意地」を見てしまう。

それはいいとして、現在では無理して「裏の顔」を見せなくても気ままな作詞作曲活動ができる。ついつい、自身の「地」のままに歌を創り、子飼いのアレンジャーで中パッパ!? はい、一丁上がり!! ってなことでは売り上げも伸びまい!? 10年前と同じレベルの曲でいいのだろうか? 『LOVEマシーン』以前は商業的にはとても自慢できるものではなかったはずではないか!! 蛇足だが、先月のハロコンで聞いたTHE ポッシボー、℃-ute、Berryz工房とまるで金太郎飴のごとく同系の楽曲が並ぶと、つんくPの偉大な才能に頭が下がるとともに、もう演歌の作詞作曲家達の領域だなと思ってしまう。1曲1曲は完成度が高いのに何曲も聞くとみな同じに聞こえるのだ!!!

(つづけ)

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Tracked on February 18, 2007 03:16 AM

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