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10年経っても誰も抜け出せない、ここは「ホテル・モーニング娘。」!?(6)

「モーニング娘。10th anniversary」キャンペーンはその後、雑誌メディアでも展開された。といってもわたしの知る限り2誌しかないが。そのひとつは「週刊プレイボーイ」2・12号。これは「誕生10年記念隊」へのインタビューなどもありなかなかの充実度だ。もっともこれを読む気はさらさらない。なぜなら決して本音などいうはずがないからだ。続いて写真週刊誌「FLASH」2/20号。こちらは10年という年月を意識したつくりになっている。そこに「8千字年表」も付いている労作だ。若年層向けの書籍などで取り上げられず、比較的青年中年層に読者が多い雑誌に載ったところを見ると、所属事務所スタッフが明かしたモーニング娘。のファン層と見事合致しているわけだ。今回のキャンペーンはその辺のみをターゲットに仕掛けているのだろう。 

そしてこの2誌を見ていると、あらためてモーニング娘。とは安倍と後藤のグループだったのだなと痛感する!! それと同時に安倍、後藤以上の存在を生み出す気などさらさらないということも。そこから2002年9月に後藤、2004年の1月に安倍が卒業した時点で本来の「モーニング娘。」は終わったと考えられる。以後は「モーニング娘。」という名の、打ち寄せる波に少しずつ周りを浸食される砂上の楼閣のようなものだといえるだろう。当然そこには補強をし、なんとか崩れるのを防ごうという努力をすることはする。しかし、それだけだ。そのモーニング娘。最強メンバー安倍なつみと後藤真希の復帰を、もっと効果的に使えばこの10年回顧キャンペーンも、社会現象を起こすまでの大きなうねりになるはずであった。だが、ここでは始終このようなことが行われているので世間一般では誰も顧みることはない。これは「解散」という形を持たないモーニング娘。の一種の弱点でもあるのだ。

この弱点はいわゆる「リバイバル・ブーム」という、芸能界では良く起こるムーブメントも生まないということになる。なにせリバイバルしようにも現在もそのグループが存在するのだから。さらにいえば「リスペクト」もないということになる。モーニング娘。フォロアーなど出てこないだろう。はっきりいってしまえば、「モーニング娘。」というシステムは商業的にはすばらしいものだが、音楽的にはなんの貢献も生まない。俗に「創造は破壊から生まれる」という。終わりのないモーニング娘。から新たな創造は生まれるのだろうか? 現状では無理だとしかいえないのが残念だ。

今やすべてのモーニング娘。、つんくP、事務所関係者、そしてファンは「モーニング娘。」という呪縛からは逃れることはできない。それは大きな変革を望まない人達によって支えられているからだろう。将来の大きな喜びより、とりあえず目先の小さな喜びを享受したい。現状を変えたいが、大きく変わるのも耐えられない。少しづつ変わるならOK!! たまには怒っちゃう時もあるけど、それも人生にとっていい刺激さ!! そんな風潮を察知し体現しているのがモーニング娘。だ。ここに安住すればこれからもぬくぬくと幸せな10年を過ごすことができる。まるで母親の胎内にいるようではないか!! そう、10年経ちモーニング娘。は日本の「母」となり、世間で傷ついた一部の人達のみ利用できる安心の「ホテル・モーニング娘。」になったからだ!!! 

(「10年経っても誰も抜け出せない、ここは「ホテル・モーニング娘。」!?」はこれで終わります)

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