ポップ・ジェネレーションのための「ミュージック・ライフ」1974年10月号
今回は、「ミュージック・ライフ」1974年10月号から広告を数点載せてみました。表紙は、スージー・クアトロです。その音楽とは似ても似つかないおだやかな微笑みで写っております。実はこの表紙を載せたいがために、このミュージック・ライフを選んだのです。どうでしょう、お気に召しましたでしょうか? Macとデジカメのご機嫌も多少良好になりましたので行ってみましょう!!
カラーグラビアはいつものような展開ですが、モノクログラビアには再来日を果たしたジェスロ・タルご一行の「アホアホな世界」が写し出されています。ここはどこのお寺または神社なんでしょうかね。皮ジャンに身を包んだイアン・アンダ−ソンが塀?壁?の横で飛んだり、駆けたり、跳ねたり大はしゃぎ!! メンバーもからんで中学生の修学旅行なみのおバカさ加減!! 山門の前ではマネージャーまで出てきて悪ノリ!! 彼らは「あんたらの方がよっぽどおかしいよ!」といっているようです。いやぁ〜、今も昔もロッカーはめちゃくちゃですな!!!
その他、郡山で開かれた「ワン・ステップ・フェスティバル」の模様も載ってます。矢沢さんのいたキャロルの写真を見ると若いですね、さすがに。そのおりに来日したオノ・ヨーコさんが映画監督の大島渚さんと誌上で「異色白熱対談」というものをやっています。これは6ページにわたるもので、タイトル部分しか写真がなく全編文字で埋め尽くされている。2人ともかなりの論客ですのでこうなったんでしょうね。迫力があります!!
また当時の流行からか、「特別企画 ロックにおけるオカルティズムとSF思考」なんていう岡田英明さんの記事も載っているのです。その作品から代表格はデヴィット・ボウイやブルー・オイスター・カルト、ピンク・フロイド、さらにローリング・ストーンズなどなど。そういえば、オカルトなんて言葉が流行ってましたね。いつの時代も未来に不安を感じるのは人の常。こういった神秘主義に走るのもわからなくはないですけど、何事もほどほどに。
以下順に上記写真の主な作品名(アルバム)を載せておきます。
ダイアナ・ロスとシュープリームス「アンソロジー/ダイアナ・ロスとシュープリームス」他
ジョー・コッカー「ア・リトル・レイン/ジョー・コッカー」他
エマーソン、レイク&パーマー「レディース&ジェントルメン/エマーソン、レイク&パーマー・ライヴ」/ボブ・ディラン「偉大なる復活」
クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング「ソー・ファー—華麗なる栄光の道—」/アリス・クーパー「グレイテスト・ヒッツ」/オリジナルサウンドトラック「エクソシスト」
スライ&ファミリー・ストーン「スモール・トーク」他
ハービー・ハンコック「デディケーション」/ウェザー・リポート「ミステリアス・トラベラー」他
サンタナ「サンタナ・オリジナル・グレーテスト・ヒッツ」他
マウンテン「マウンテンVI/雪崩」他
ポインター・シスターズ「ポインター・シスターズ・ライブ・アット・オペラ・ハウス」他
マービン・ゲイ「マービン・ゲイ・ライブ」他
スティービー・ワンダー「ファースト・フィナーレ/スティービー・ワンダー」他
ロリー・ギャラガー「ライブ・イン・アイルランド/ロリー・ギャラガー」他
エリック・クラプトン「461オーシャン・ブールヴァード/エリック・クラプトン」他
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