ポップ・ジェネレーションのための「ミュージック・ライフ」1978年11月号
今回は、「ミュージック・ライフ」1978年11月号から広告を数点載せてみました。表紙は今回も上半身裸のいい男!! ヴァン・ヘイレンからボーカルのデイヴ・リー・ロスでござんす。名前の表記はミュージック・ライフに準じます。また、こういってはなんですが、どなたも若い頃のほうがかっこいいですね。
読み始めて8年。さすがにミュージック・ライフはもういいかな、といった気持ちが出てきた時分ですね。生意気にも、もっとロックについて深く知りたい欲が出てきました。おそらく日本にけるロック世代もそんな欲求が強くなったはず。そこでミュージック・ライフもどことなく内容が様変わりしてきたように思われます。
「ヴァン・ヘイレン 現地直撃インタビュー」「ブルース・スプリングスティーン 知られざる素顔」「フォーリナー 最新インタビュー」「UFO インタビューと音楽性」「エディー・マネー 本邦初の本格インタビュー」「グラハム・パーカー 待望の初来日」「ケニー・ロギンス ナイト・ウォッチを語る」「デヴィッド・シルヴィアンの内面をさぐる!」「イエス 活動再開!」「ジェフ・ベック 来日直前特集」「80年代ロックに向けて本誌が贈る特別企画」「ジェネシス その音楽性を考えよう」
と長くなりましたが、以上が本号の主な記事。バラエティーがあるのは相変わらず。しかしですね、以前のロック・アイドル化計画!? を推し進めていたミュージック・ライフとは思えないほど、「ロックを考察せよ!!」といっているかのよう。それが「吉」と出たか「凶」と出たかは歴史が証明!? やがて、ロック雑誌の多様化、量産化によって廃刊に追い込まれるのです。
そう思うと、この号に載っている東ひろゆき記者のコラム「ロックを愛するあなたに贈る青春手帳 良さがわかる耳を養ってほしい」は意味深です。ベイ・シティ・ローラーズを例えに、アイドル・ロックを否定するなと説くこの記事は、編集部内での路線対立を物語っていたのかも? そういえばその後東さんは別の立場で活躍されることに。さて、真相はどんなことだったのでしょうか? ちょっと気になりました!!
以下順に上記写真の主な作品名を載せておきます。
ビートルズ「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」「ザ・ビートルズ/1962年〜1966年」「ザ・ビートルズ/1967年〜1970年」他
イアン(イアン・ギラン・バンド)「ギラン」他
エリック・カルメン「チェンジ・オブ・ハート」、クリス・レア「何がベニーに起こったか?」、レオ・セイヤー「面影は波にゆれて」他
シェリル・ラッド「天使のためいき」、カルデラ「タイム&チャンス」、テイスト・オブ・ハニー「今夜はブギ・ウギ・ウギ」他
イエス「トーマト」他
ラリー・カールトン、リー・リトナー、ジョージ・ベンソン「フージョン・ギタリストBIG3キャンペーン」他
シカゴ「ホット・ストリート」他
リチャード・ライト「ウェット・ドリーム」他
ザ・フー「フー・アー・ユウ」
デビッド・ボウイー「ステージ」、ロニー・ミルサップ「ただ一つの恋」
ダリル・ホールとジョン・オーツ「赤い断層」、メラニー「フォノジェニック」
キッス、ソロ作品「キッス〜ポール・スタンレー」「キッス〜ジーン・シモンズ」「キッス〜ピーター・クリス」「キッス〜エース・フレーリー」
ハート「ドッグ&バタフライ」
ボーイズ「死の掟」
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