ポップ・ジェネレーションのための「ミュージック・ライフ」1976年5月号
今回は、「ミュージック・ライフ」1976年5月号から広告を数点載せてみました。すでに6月に入っておりますが、しばらく間があいてしまったので5月号でもいいかなって!? そんな個人的な事情は置いておいて表紙は、クイーンです。ミュージック・ライフ人気投票ナンバー・ワン受賞の楯を手にごきげんの4人。それもそのはず、表紙に「本誌独占取材/クイーン日本滞在レポート ロック界の奇蹟、クイーン騒動の一部始終を速報!!」とあるよう、前年に続き2度目の来日を果たし、ファンを熱狂の渦に叩き込み、日本での人気を決定付けたクイーンの大大大特集が組まれているからです!!
いや、とにかくその扱いたるやすさまじい!! 表紙を開けば、フレディお得意のマイクを鷲づかみ、そして両足を広げ、サスペンダー付きのショート・パンツのみでの熱唱姿!! それをステージ下から見上げるよう、股間を中心に!? 撮影!! ノーパンなのか? 顔よりもどうしてもそこへ目がいってしまう、すばらしショット(上掲載のピーター・フランプトン広告横の写真で確認してネ)!? これで読者(女性か?)のつかみはO.K.!!! と、冗談をいっている場合ではありません!? その後のページでは、ジョン、ロジャー、ブライアンの熱い演奏写真が!! いい写真です!! さらにページをめくると、アンコールに派手な着物姿で登場のフレディ。となりのページにはその着物を脱ぎ捨てるショットが。キャプションは「着物を脱ぐとご覧のタンパンの姿。「キャー、セクシー」とう若い女の子の叫び声が高まったステージのハイライト。」とあります。これを見ると、こんなわたしでも妖しい気分に…!? ア〜、アブナイ、アブナイ!!
さあ、気分を変えて、晴天のホテルを散策するクイーンのお姿を4ページほど。気持ち良さそうなポーズをとるブライアンがいい。モノクロ・グラビア8ページには、羽田空港(まだ成田ではなかったのか?)到着で、もみくちゃになるメンバーの写真も。その熱狂はヨン様どころではない!? また、別の写真ではライブ・ステージを見るファンの方達も写っているのです。良く見れば、ほとんどが女性ファン。立ち上がり、手を振る人。手拍子をうつ人。会場警備の男性が下を向いているのとは好対照!! 黄色い歓声が聞こえてくるようです!!
もちろん、本文記事もクイーン!! 8ページにわたり、特集。「ロック界の奇蹟!春の嵐 クイーン・日本を直撃!」と題し、「白熱座談会クイーン対ミュージック・ライフ編集部」という、「従来のインタビューという単調な形式を破り、ひざをつきあわせての白熱した座談会」を決行!? 写真を見るとたしかに、小さな部屋でメンバーと水上はるこ・東郷かおるこ記者が対談中!! なんだか職権乱用な雰囲気!? しかし、中身のあるなかなかおもろい話が満載。さすがだ!! その他、こぼれ話、滞在全日程紹介と手抜かりなし!? クイーン・ファンの方にはたまらない1册ではないでしょうか。ところで、ほぼ同時期に来日したニール・ヤングのインタビューも興味深かったです。紹介できなかったのが残念!!!
以下順に上記写真の主な作品名を載せておきます。
ピーター・フランプトン「フランプトン・カムズ・アライヴ」他(左、付録ピーター・フランプトン、スペシャル・ピンナップ裏)
ポール・マッカートニー&ウィングス「スピード・オヴ・サウンド」他
ベイ・シティ・ローラーズ「青春のアイドル」、スイート「甘い誘惑」、ミスター・ビッグ「甘美のハード・ロッカー」他
ローリング・ストーンズ「ブラック・アンド・ブルー」、ビル・ワイマン「ストーン・アローン」
ドゥービー・ブラザース「ドゥービー・ストリート」、キング・クリムゾン「新世代への啓示」
マリア・マルダー「スウィート・ハーモニー」、エミルー・ハリス「エリート・ホテル」、フランス・ギャル「新しい愛のはじまり」他
レッド・ツェッペリン「プレゼンス」
ジョニー・ウインター「狂乱のライブ」他
フィービ・スノウ「夜の調べ」他
デビッド・キャシディ「青春の館」他
ジョン・トロペイ「海底楽園」、ロニー・リストン・スミス「越境」他
ボクサー「陶酔のボクサー」、エース「タイム・フォー・アナザー」他
グラディス・ナイト&ザ・ピップス「ベスト・オブ・グラディス・ナイト&ザ・ピップス」他
チャーリー「T.V.ドリーム/チャーリーI」他
エレクトリック・ライト・オーケストラ「フェイス・ザ・ミュージック」
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