« オールドロッカー達の逆襲(143) | トップページ | オールドロッカー達の逆襲(144) »

2008年8月15日 (金)

ポップ・ジェネレーションのための「ミュージック・ライフ」1971年8月号

Ml19710801

Ml19710802

Ml19710803

Ml19710804

Ml19710805

Ml19710806

Ml19710807

Ml19710808

Ml19710809

今回は、「ミュージック・ライフ」1971年8月号から広告を数点載せてみました。表紙は、グランド・ファンク・レイルロードのマーク・ファーナー。この号が出た正にその時、あの伝説の後楽園球場でのライブが行われたのです。まったくもってドンピシャのタイミング!! 写真自体はいつどこのものかわかりませんけど、彼の美しく、気迫が伝わるすばらしいものです。

本号最大の見どころは「特大号 シカゴ・イン・ジャパン大特集」!! サブタイトルが「自由の下に集う2万人、そしてシカゴの奇跡が起こった!!」!! まるで、どうだといわんばかりの盛り上がりも、あながち間違いじゃない!! 今でこそシカゴは、ロック・ファンから軟弱!? 扱いされ、テレビCMぐらいでしか聞かないどうでもよいバンドにしか思われていないようですが、この初来日当時の彼らは、商業性・芸術性を含め、あらゆる意味でロック界の先頭を走っていたといえるでしょう。また、日本にロックを本格的に定着させる火付け役にもなっていた。事実人気もあった!! わたし自身もこの頃はシカゴに夢中だったし、友人にもシカゴの熱烈なファンがいたのです。まるで夢のようですがね。

その大仰!? なタイトルにふさしく大興奮に包まれたシカゴ初来日公演の模様を、多くのページを割いて徹底的に伝えています。カラー・グラビア8ページ。これには京都見物をするメンバーや、パチンコに興じるジェームズ(ジム)・パンコウが写っていたり、武道館での熱気伝わるライブ写真など多数。そのまま、モノクロ・グラビアに続き、メンバーひとりひとりのポートレイトと、それと対になるよう隣ページにはそのメンバーのライブ中の様子が。これがまたすばらしい写真ばかり!! ということで16ページ。

本文には、「特別取材・ロバート・ラム一問一答」がありまして、歌のことだけでなく当時のシカゴらしく、政治的な話もしています。この後、川幡浩(東京12チャンネル演出部)さんによる「なぜナニカが起こらなかったか?」というテキスト。このシカゴ公演に、当時の日本の若者達の「意識」を探ろうとしたようです。続いて、磯田秀人(CBS洋楽部デイレクター)さんのライブ感想記。星加ルミ子編集長、東郷かおる子記者、木原紀子記者のメンバー印象記などが載り、全13ページも費やしているのです。しかも、この中には「アンケート」というコーナーがありまして、内田裕也さん、角田ヒロさん、中村とうようさん、成毛しげるさん、日高富明さん、福田一郎さんらのコンサート印象記が読めます。岩波洋三さんは、先に来日したBS&Tと比較しての公演評を寄せていますよ。まあ、どれも写真は少なめに、びっちりテキストが書かれていて、読み応え十分!! これだけでも、いかに日本のロック関係者、ファンが興奮していたかわかろうというものです!!

それにしても「自由の下に集う2万人」とは泣かせる!! 反戦、反体制の象徴だったシカゴ。70年代初頭の日本も不穏な空気に溢れていました。大阪、東京で行われたコンサートは、そんな社会の動きと無縁ではなかったからこそ、意味があり価値があったのではないでしょうか。連帯感に満ちたユートピアだったと!!!

以下順に上記写真の主な作品名を載せておきます。

メラニー「グッド・ブック」、1910フルーツガム・カンパニー「ハッピー・ソング」他(左ページ)

ジョー・コッカー「All About JOE COCKER」キャンペーン
バート・バカラック「ライヴ・イン・ジャパン」、キャロル・キング「つづれおり」、ローリング・ストーンズ「ローリング・ストーンズ大全集」他

ポール・マッカートニー「ラム」
T.レックス「T.レックス」、スリー・ドッグ・ナイト「ナチュラリー」、ブラッドロック「ブラッドロック3」他

ジョニー・ウィンター「ライブ/ジョニー・ウィンター・アンド」、アル・クーパー「紐育市(お前は女さ)」
デビッド・キャシディー「パートリッジ・ファミリー・ショー」「デビッド・キャシディーとパートリッジ・ファミリー」

マッシュマッカーン「ファミリー」「霧の中の二人」、チェンバース・ブラザーズ「ラブ、ピース&ハピネス」「ザ・タイム・ハズ・カム」

ニール・ダイアモンド「ニール・ダイアモンドの肖像」「思い出のシャイロ」他
バディ・マイルズ「メッセージ・トゥー・ザ・ピープル」、ヴィッキー「マイ・スウィート・ロード」他

マンドリル「満怒離流」、ザ・ショッキング・ブルー、シングル・アルバム各種(右ページ)

東芝音楽工業「東芝カラーパック JUNファッションプレゼント・キャンペーン」

|

« オールドロッカー達の逆襲(143) | トップページ | オールドロッカー達の逆襲(144) »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ポップ・ジェネレーションのための「ミュージック・ライフ」1971年8月号:

« オールドロッカー達の逆襲(143) | トップページ | オールドロッカー達の逆襲(144) »