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2009年1月31日 (土)

ポップ・ジェネレーションのための「ミュージック・ライフ」1972年1月号

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今回は、「ミュージック・ライフ」1972年1月号から広告を数点載せてみました。表紙は、クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングです。この時期は、メンバーが4人という場合必ずといっていいほど、ビートルズの「レット・イット・ビー」を意識したデザインが見受けられました。この号もバックは黒と、1人1人を枠で囲まないまでも同じような構成。シンプルで力強いデザイン。これ以上のものはないのかもしれません。新年号らしく「オリジナル・ポスター」が付録で付いてきたのですが、ちょっとなくしてしまったようです。残念!!

グラビアに写るビッグ・アーティストも当然のように若い!! でも、みんなカッコイイですね!! 本文のほうを見ますと、のっけからジョンとポールの「冷戦」模様が。その後には、三橋一夫さんのテキストで「ブリテッシュミュージック 現代に息づくトラディショナルに見事な結実」と題された7ページにもわたる特集が組まれています。相関図などもあり、このへんの音楽に詳しくないわたしには、懐かしい名前とともに「へ〜なるほど!!」と合点のいくことばかり。今からみると勉強になります。サンディー・デニーのまだ少女のような笑顔がいい!!

今月号は比較的地味!? な内容。そこで久しぶりに「ブレイク・アウト・シングル これがヒットだ!」から、「今月のベスト・テン」を載せておきましょう。選考方法などは以前載せたので省きます。では10位から!!

10位『心の光』イエス
9位『アイム・ルージング・ユー』ロッド・スチュワート
8位『黒いジャガーのテーマ』ベンチャーズ(これはベンチャーズのバージョンが選ばれています)
7位『ハッピー・クリスマス(戦争は終わった)』ジョンとヨーコ
6位『ブラッドノット』ボーイズ
5位『戦争をやめよう』グランド・ファンク・レイルロード
4位『清流はいずこへ』ビーチ・ボーイズ
3位『チャッキー・ワゴン』ルー・クリスティー
2位『愛のわかれ道』ブレッド
1位『オールド・ファッションド・ラヴ・ソング』スリー・ドッグ・ナイト

10位以下もですね、ピンク・フロイドの『吹けよ風呼べよ嵐』、メラニーの『心の扉をあけよう』、たしかこの曲は最近女の子の歌手かバンドでカバーされているようです。良くAFNで流れていますよ。そして、ディープ・パープルの『ファイアーボール』などなどがあげられています。この頃の発売だったなんてちょっと忘れてました。どん尻にはストローブスの『戦争の終わる日まで』と邦題の付いたシングルまで。こうしてみると選ばれた30曲中、「戦争」とタイトルの付いたものが3曲。これが多いか少ないかは意見の分かれるところでしょうが、当時の関心事であったことは間違いないでしょう。また、ストローブスの『戦争の終わる日まで』では、選者の1人であるラジオ関東(現ラジオ日本)のプロデューサー・浮田周男さんが「中近東風なサウンドですが、いっこうに中近東では争いが止みません。関係ないだろうな。」とコメント。楽曲との関連は不明。でも、今でも同じか……ここには「CHANGE」はないようです!!!

以下順に上記写真の主な作品名を載せておきます。

マンゴ・ジェリー「マンゴ・ジェリー・スペシャル」、メラニー「ギャザー・ミー」他(左ページ)

SHUREマイクロフォン565広告、イメージ・キャラクター「レッド・ツェッペンリ=ロバート・プラント」(左ページ)

シカゴ「シカゴ・ライブ・アット・カーネギー・ホール

サンタナ、マウンテン、ポコ、ニュー・ライダース・オブ・ザ・パープル・セージ「4大ロック・アルバム・キャンペーン」
フィフス・ディメンション「ライブ」

シェール「悲しきジプシー」、ウィッシュボーン・アッシュ「巡礼の旅」、ニール・ダイアモンド「スイート・キャロライン/ニール・ダイアモンド・デラックス」(左ページ)

クリス・クリストファーソン「クリス・アゲイン〜詩と真実の世界」「クリストファーソンの魂」他
ローリング・ストーンズ「ギミー・シェルター」(20世紀FOX映画提供「ギミー・シェルター」オリジナル集)他

クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング「金字塔(C,S,N&Yのすべて)」
レッド・ツェッペリン「レッド・ツェッペリンIV」

東芝カセットテープ「C.C.R./ペンデュラム」「ラム/ポール・マッカートニー」「スリー・ドッグ・ナイト」「ヘッド・ロックの開拓者 ピンク・フロイドの道」他

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2009年1月26日 (月)

オールドロッカー達の逆襲(162)

珍しく最近のバンドの話。2月に来日するコールドプレイは、今最も人気・実力とも兼ね備えたバンドといえるでしょう。わたしも彼らのシングル『美しき生命』が気になって、「美しき生命〜プロスペクツ・マーチ・エディション」(輸入盤)を去年買い、聞きまくっております。よくいわれるように、プロデューサーの1人がブライアン・イーノのためかその音は、U2になぞられています。たしかにわたしもそう感じました。この作品はU2をポップにしたようなものだと。まあ、それだけではこんなに売れない。やはり彼ら独自のものはあるわけですね。と、そんなことをいいつつこれはなにかに似ていると思いました。そう、これはビートルズの「ホワイト・アルバム」ではないかと!! 前衛でありながらポップ!! なんの脈絡のない(実際は考えられているのでしょうが)メロディーが散りばめられながらも1つにまとまっている。構成も起承転結がはっきりしているわけでもないのに。とにかくいろいろなものがぶち込まれたような作品だ。また、これはこじつけかもしれませんが、『美しき生命』のストリングスは『エリナー・リグビー』(元ネタはバーナード・ハーマン)のようです!! わかりにくくて、わかりやすい、でも、わかりにくい。これがこのアルバムの魅力。何度も聞いてしまう、近年の傑作です!! レーベルがパーラフォンというのもたまらない!!!

●ALBUM TOP(2009-01-31)
15 ← 11 Soundtrack Mamma Mia!
39 ← 37 AC/DC Black Ice
86 ← -- Bruce Springsteen & The E Street Band Greatest Hits
91 ← 166 The Fireman Electric Arguments
95 ← 81 David Foster Hit Man: David Foster & Friends
98 ← 100 Led Zeppelin Mothership

●POP CATALOG(2009-01-31)
1 ← 2 ABBA Gold -- Greatest Hits
4 ← 7 Journey Journey's Greatest Hits
5 ← 6 Bob Marley And The Wailers Legend: The Best Of Bob Marley And The Wailers
7 ← 20 Pink Floyd Dark Side Of The Moon
9 ← 10 AC/DC Back In Black
14 ← 17 Bob Seger & The Silver Bullet Band Greatest Hits
15 ← 15 Michael Jackson Number Ones
18 ← 12 Tom Petty And The Heartbreakers Greatest Hits
20 ← 11 ABBA The Best Of ABBA: 20th Century Masters The Millennium Collection
21 ← 35 Jimi Hendrix Experience Hendrix: The Best Of Jimi Hendrix

●CONCERT GROSSES(2009-01-31)
4 -- AC/DC, The Answer Fargodome Fargo, N.D. Jan. 17, 2009 $1,870,334 21,692 / 21,692 1 / 1 $89.50, $69.50
5 -- AC/DC, The Answer Xcel Energy Center St. Paul, Minn. Jan. 19, 2009 $1,387,161 15,499 / 15,499 1 / 1 $89.50
6 -- AC/DC, The Answer St. Pete Times Forum Tampa, Fla. Dec. 21, 2008 $1,347,333 15,218 / 15,218 1 / 1 $89.50
7 -- AC/DC, The Answer Qwest Center Omaha, Neb. Jan. 15, 2009 $1,305,895 14,591 / 14,591 1 / 1 $89.50
8 -- AC/DC, The Answer BankAtlantic Center Sunrise, Fla. Dec. 20, 2008 $1,276,696 14,388 / 14,388 1 / 1 $89.50

(http://www.billboard.com/より)

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2009年1月19日 (月)

オールドロッカー達の逆襲(161)

先日、話題の映画「ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト」を新宿武蔵野館で見てきました。中身はあちこちに書かれているとおりなので簡単に感想などを。たしかにパワフルです、ストーンズ!! 彼らにしては小さい会場がそれを増幅してるって感じ。お客さんの反応も良く伝わっています。「現役感」を映し出すのが目的なら大成功!! さすがにマーティン・スコセッシ!! ただ、それを強調するためか、彼らの若い時の映像を挟むのは、ちょっと凡庸な手法ではないでしょうか。また、見終わっても「ラスト・ワルツ」のような感慨はありませんでした。これは単純に、唯一無比の「今」のストーンズを楽しむ映画といえると思います。そんな中、最も興味深かったのは、ゲストで出た黒人ブルース・ギタリスト=バディ・ガイとの1曲。やはりストーンズでも越えられない壁がそこにあると痛感しましたね。しかし、平日の昼間の映画館は結構お客さんがいた。その多くは中高年。ストーンズから元気をもらえたのではないでしょうか!!

●ALBUM TOP(2009-01-24)
11 ← 12 Soundtrack Mamma Mia!
37 ← 37 AC/DC Black Ice
81 ← 96 David Foster Hit Man: David Foster & Friends
100 ← 106 Led Zeppelin Mothership

●POP CATALOG(2009-01-24)
2 ← 1 ABBA Gold -- Greatest Hits
6 ← 4 Bob Marley And The Wailers Legend: The Best Of Bob Marley And The Wailers
7 ← 7 Journey Journey's Greatest Hits
10 ← 10 AC/DC Back In Black
11 ← 37 ABBA The Best Of ABBA: 20th Century Masters The Millennium Collection
12 ← 9 Tom Petty And The Heartbreakers Greatest Hits
15 ← 13 Michael Jackson Number Ones
17 ← 19 Bob Seger & The Silver Bullet Band Greatest Hits
18 ← 47 Elvis Presley Elv1s: 30 #1 Hits
20 ← 21 Pink Floyd Dark Side Of The Moon
21 ← re Lynyrd Skynyrd The Best Of Lynyrd Skynyrd: 20th Century Masters The Millennium Collection
22 ← 26 Creedence Clearwater Revival Chronicle The 20 Greatest Hits
24 ← -- Go-Go's Beauty And The Beat

●CONCERT GROSSES(2009-01-24)
1 -- Billy Joel Melbourne Park, Rod Laver Arena Melbourne, Australia Nov. 29, Dec. 1, 2008 $2,828,682 28,701 / 28,701 2 / 2 $201.37, $53.24
2 -- Neil Diamond MGM Grand Garden Las Vegas, Nev. Jan. 2, 2009 $1,283,100 11,359 / 11,359 1 / 1 $183.75, $105, $52.50
3 -- AC/DC, The Answer Philips Arena Atlanta, Ga. Dec. 16, 2008 $1,268,752 16,090 / 16,090 1 / 1 $93.50
5 -- Bette Midler The Colosseum at Caesars Palace Las Vegas, Nev. Jan. 6-7, 10-11, 2009 $1,032,188 10,114 / 13,229 4 / 0 $250, $175, $140, $95
6 -- Bryan Adams O2 Arena London, U.K. Nov. 5, 2008 $975,534 16,425 / 16,425 1 / 1 $59.39
7 -- Neil Diamond Citizens Business Bank Arena Ontario, Calif. Jan. 4, 2009 $922,985 9,272 / 9,272 1 / 1 $129, $79.50, $59.50
9 -- Neil Diamond Rose Garden Portland, Ore. Jan. 8, 2009 $809,228 9,334 /
9,334 1 / 1 $120, $85, $55

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●ALBUM TOP(2009-01-17)
12 ← 17 Soundtrack Mamma Mia!
37 ← 11 AC/DC Black Ice
96 ← 101 David Foster Hit Man: David Foster & Friends

●POP CATALOG(2009-01-17)
1 ← 5 ABBA Gold -- Greatest Hits
4 ← 11 Bob Marley And The Wailers Legend: The Best Of Bob Marley And The Wailers
6 ← re Rick Springfield Christmas With You
7 ← 8 Journey Journey's Greatest Hits
9 ← 30 Tom Petty And The Heartbreakers Greatest Hits
10 ← 6 AC/DC Back In Black
11 ← re U2 U218: Singles
13 ← 22 Michael Jackson Number Ones
19 ← 31 Bob Seger & The Silver Bullet Band Greatest Hits
21 ← 27 Pink Floyd Dark Side Of The Moon

●CONCERT GROSSES(2009-01-17)
2 -- Billy Joel Brisbane Entertainment Centre Brisbane, Australia Dec. 4, 6, 2008 $2,537,011 23,321 / 23,321 2 / 2 $220.11, $58.30
3 -- Bette Midler The Colosseum at Caesars Palace Las Vegas, Nev. Dec. 30-31, 2008, Jan. 2-4, 2009 $2,178,258 16,228 / 20,067 5 / 1 $250, $175, $140, $95
6 -- Queen + Paul Rodgers Via Funchal Sao Paulo, Brazil Nov. 26-27, 2008 $1,006,163 8,860 / 10,000 2 / 0 $389.33, $58.40
8 -- Duran Duran, Maroon 5 Estadio de Futbal de la Universidad Simon Bolivar Caracas, Venezuela Nov. 15, 2008 $653,760 5,268 / 10,000 1 / 0 $396.70, $58.34

(http://www.billboard.com/より)

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2009年1月17日 (土)

ポップ・ジェネレーションのための「ミュージック・ライフ」1976年1月号

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今回は、「ミュージック・ライフ」1976年1月号から広告を数点載せてみました。表紙は、いわずと知れたポールとリンダ・マッカートニー!! 新年特大号には、来日をひかえこの上ない人選であります。羽子板を持ち微笑む2ショットもお正月気分満載!! 表紙のデザインも赤に金色とおめでたさを盛り上げます!! が、ががが、本誌中身を見るとポール・マッカートニー&ウイングスの来日中止を伝える記事が!! カラー・グラビアでは「来日」を前面に多くのページを割いているのに…。当時の混乱ぶりが伺えますね。

ビートルズ解散から6年。ウイングスも最も成功を収めていた絶頂期。そんな時にあのポール・マッカートニーの来日です。「ミュージック・ライフ」誌のはしゃぎ!? ようもわかろうというもの。巻頭カラー・グラビアから、ポール一色!! まずはML人気投票の楯を手にしたポールとリンダ。続いては、オーストラリアでのウイングスのライブから。ポールが着物のような衣装でリッケンバッカーのベースを弾いているお馴染みの光景。隣にはギターのジミー・マックロー、若い!! ページをめくると、赤いライトを背に演奏するポールの写真。横のページにはその他のメンバーが4分割で。さらにページをめくるとベースを引きながら歌っているポール。臨場感溢れる写真が並びます。

さあ、その後広告をはさんで、彼らのオフ・ショットが。ポールとリンダの、これはホテルの1室ですかね、くつろいだ写真。2人の直筆サインが赤で印刷されています。次ぎはメンバーであるデニー・レーンとジミー・マックローの船遊びショット!! シドニー湾の風が気持ち良さそうです。ページをめくると、コアラ・ベアと遊ぶポール一家。ヘビに首を巻かれて苦しそうな顔をするポール、俺はアリス・クーパーじゃないっつうの!? 以上11ページ。

本文記事の最初には、「僕が日本に行けないなんて!!」と題された記事が、タイトルに写るポールの悲痛な顔をした写真とともに8ページ分載っています。そのへんの経緯、水上はるこさんと石坂敬一さんとの緊急座談会で構成。ポールのマネージャーであるブライアン・ブローリー氏の謝罪文。また、「3万人署名運動」の呼び掛けもありますね。その鉾先は当時の稲葉法務大臣と。ブローリー氏は日本の法律には従うと述べています。ということでポール・マッカートニー&ウイングスも70年代には来なかった。そして、およそ10年後にわたしは東京ドームでポールとリンダを見たということに。

その他新年号らしく、各アーティストから新年のご挨拶が写真とともに届いております。のっけはクイーン、以下ウィッシュボーン・アッシュ、スージー・クアトロ、エルトン・ジョン、バッド・カンパニー、キッス、パイロット、アメリカ、ジェスロ・タル、ジャスティン・ヘイワードとジョン・ロッジ、ロキシー・ミュージック、アリス・クーパー、ジェームス・テイラー、ここまでが第1弾。あいだがあいて第2弾もあるのですが、長くなるのでご勘弁!? ところで、カラー・グラビアに写る京都でくつろぐエリック・クラプトンとパティ・ボイドの2ショット。ジーンズとシャツ姿なのに、なんだか2人の世界、なまめかしい!?

以下順に上記写真の主な作品名を載せておきます。

スプリンター「わが青春の時」、ヘンリー・マックロー「旅立ち」
レオ・セイヤー「アナザー・イヤー」

ロリー・ギャラガー「アゲインスト・ザ・グレイン」他
オザーク・マウンテン・デアデヴィルス「カー・オーバー・ザ・レイク」他

エルトン・ジョン「ロック・オブ・ザ・ウェスティーズ」他
スージー・クアトロ「スージー・クアトロ・ストーリー 栄光のゴールデン・ヒッツ」他

クイーン「オペラ座の夜」他
ニール・ヤング「ZUMA」他

リトル・フィート「ラスト・レコード・アルバム」他
ディープ・パープル「カム・テイスト・ザ・バンド」他

ミッシェル・ポルナレフ「ポルナレフU.S.A.」
サイモンとガーファンクル「マイ・リトル・タウン」(シングル)、ポール・サイモン「時の流れに」、アート・ガーファンクル「愛への旅立ち」

シルバー・コンベンション「銀河の妖精」他
ドナ・サマー「愛の誘惑」他

フォーカス「マザー・フォーカス」他
デヴィッド・クロスビー&グレアム・ナッシュ「ウィンド・オン・ザ・ウォーター」他

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2009年1月13日 (火)

キョードー東京コンサート&音楽情報誌「ミュージックソン」1975年No.65 10月号(他のアーティスト編)

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2年越しの連載となり間延びし心苦しいのですが、お付き合いください。ではまずはお約束の「カーペンターズ大百科」の紹介から。この冊子の真ん中16ページを割いて、しかもここだけ紙と刷り色(濃い緑)を変えての特集扱い。リアルなイラストに、ファンタジックなイラスト。またカリカチュアされたイラストや写真などを豊富に散りばめ、楽しい紙面構成となっています。

最初は川口幸夫さんによる「BIOGRAPHY」ですね。カーペンターズの歴史や時々のエピソードが6ページに渡って書かれている。これを読めばカーペンターズ通になれる!? というものです。次ぎは「カーペンターズ・サウンド&アレンジ」。久松俊一さんのテキストで、カーペンターズ各時代の「音」を技術的に分析。良く研究されています。次ぎは柔らかく「カーペンターズ星占い」を三橋一夫さんの手で。リチャードとカレンをなぜか中国起源の四柱推命術で!? その結果はファンも安心していいですよ、というものに。最後は西野泰子さんの記事で「カーペンターズのファッショッン」を。2人のファッションは、誰にでも取り入れることができるもの。清潔で爽やか。彼らの音楽と同じといいます。お〜とっ、まだあった!! 大百科、最後の最後は、『ソリテアー』の楽譜が1ページとして載っていました。なかなか心憎い編集ですね!!

ここからが「他のアーティスト編」です。ちょっと駆け足となりますが、ご了承ください。カラーページ、カーペンターズの後は、シャーリー・バッシー、ヘレン・レディ、さらにページをめくるとミッシェル・ポルナレフが見られます。さすがに皆若いです!! ファッションも懐かしい!!

読み物も細かい文字でびっしりと充実。中村とうようさんとこの時のキョードー東京の社長さんである内野二朗さんによる対談。これはコンサート運営の内実を語ったもの。結構シビアなこと話してますね。伊藤勝男さんによる「女性ヴォーカルの中のヘレン・レディ」という記事が続きます。当時台頭していた女性ヴィーカリスト達と比較してヘレン・レディの魅力を。コンサートで歌うセット・リストまで掲載されていますよ。これは予習用でしょうか? やはり馴染みの曲があると盛り上がりますからね。さらに来日特集として「デンバーさん、本当のところはどうなんですか?」と湯川れい子さんや中川・G・五郎さんが彼の人気の秘密に迫まるのだ!! 中川さんの記事は、ジョン・デンバーのことが嫌いなのに興味が湧くという屈折!? したもの。いや、好き嫌いは自由ですから結構ですよ。

中央とじ部分には、片観音開きで日本全国のコンサート・スケジュールがイラスト・マップのようにして載っています。これは大手プロモーター、キョードーならではのものでしょうね。後半は「ミッシェルを追って札幌の街へ…」という滝良子さんの6ページを使ったレポート。ミッシェル・ポルナレフの札幌公演を追いつつも、地元の食べ物紹介などを織りまぜ、まるで「an an」「non・no」のノリ!? そういえば滝レポーターの姿もアンノン族!? のよう。ライブは大熱狂だったらしいですよ。

この後はエッセイや映画紹介。日本の音楽状況として、有名な吉田拓郎&かぐや姫の「つま恋」ライブの模様が、レポートされています。ということで、主な内容をお伝えできたと思います。この冊子を読んでいると、当時のロックやポップスの活気が蘇りますね。やってみて大変おもしろかったです!! そろそろネタ切れが心配になってきましたが、またなにか探してみますのでお楽しみに!!!

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2009年1月 5日 (月)

オールドロッカー達の逆襲(160)

あけましておめでとうございます。
本年も「ROCK&POP PARK」よろしくお願いいたします。

とまだまだお正月気分が抜けない今朝、新聞を見るとドドドォ〜〜〜ン(ちょっと大袈裟か?)とエリック・クラプトン&ジェフ・ベック、さいたまスーパーアリーナで共演コンサートの広告が!! いや〜やりましたね、ウドーさん。早速地下鉄の中吊り広告も出てた!! 昨年2人の来日コンサートが発表された時から、ほぼ同時期の公演予定。なにかあるんじゃないかと思いましたよ。例えば、お互いのコンサートに飛び入りするとかね。ところが、決まったのはそんな生易しいものではなかった!! 久々にスゴイ!! と思ったイベントですよ。そうはいってもわたしの場合、先立つものがない!? 当日様子をみながら行きたいなぁ〜〜なんて思っているところです。さて2日通しで昨年東京ドームでのビリー・ジョエルの記録、4万3,000人を越えることができるか? 注目です!!!

●ALBUM TOP(2009-01-10)
11 ← 9 AC/DC Black Ice
17 ← 18 Soundtrack Mamma Mia!
55 ← 24 Elvis Presley Christmas Duets
87 ← 80 James Taylor Covers

●POP CATALOG(2009-01-10)
5 ← 10 ABBA Gold -- Greatest Hits
6 ← 12 AC/DC Back In Black
8 ← 18 Journey Journey's Greatest Hits
11 ← 37 Bob Marley And The Wailers Legend: The Best Of Bob Marley And The Wailers
22 ← 45 Michael Jackson Number Ones
25 ← 16 James Taylor James Taylor At Christmas

●CONCERT GROSSES(2009-01-10)
8 -- Billy Joel Tokyo Dome Tokyo, Japan Nov. 18, 2008 $4,359,569 43,000 / 43,000 1 / 1 $108, $96
10 -- Tina Turner Air Canada Centre Toronto, Ontario Nov. 13, Dec. 12-13, 2008 $3,842,065 44,587 / 44,587 3 / 3 $121.66, $46.84

(http://www.billboard.com/より)

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