ポール・サイモン、アルバム「ライブ・サイモン」
今回は、7月の来日コンサートがものすごい人気となっているサイモンとガーファンクルの頭脳!? ポール・サイモンの1974年のソロ・ライブ・アルバム「ライブ・サイモン」(帯またはキャップ? は紛失)を載せてみました。シングル・ジャケット(レコードを袋状に入れたもの)なので、写真の数がやや寂しいのはしょうがないですね。
このアルバムは国内でCD化されているのでしょうか? あまり出てると聞いたことはありませんが。まあ、いいでしょう。サイモンとガーファンクルの最高傑作1970年の「明日に架ける橋」リリース以降2人がソロ活動に入ったことはみなさんご存じ。ポールのソロ・アルバムもセールス、音楽的評価とも順調だった。そんな中でもさらにアルバムの売り上げを伸ばすにはツアーが必要との判断から、各地でコンサートを決行!! その後出来のいいものを選んでまとめたのがこれ。年代的には1973年のライブのようです。
正直、音のほうは忘れてしまいました!! 紹介しておきながらこれは失礼かと思いますが、今となってはプレーヤーもなく、そうだな〜30年以上は聞いてない。スミマセン!! でも、このアルバムが発売され、買った当初は良く聞いてました!! その魅力はなんといっても、ここまでのポールのキャリア総まとめ!? みたいな収録曲にあります。順に書き出しますと、
side A
1 僕とフリオと校庭で
2 早く家へ帰りたい
3 アメリカの歌
4 コンドルは飛んで行く
5 ダンカンの歌
6 ボクサー
side B
1 母と子の絆
2 サウンド・オブ・サイレンス
3 ジーザス・イズ・ザ・アンサー(これはジェシー・ディクソン・シンガーズのみで)
4 明日に架ける橋
5 ママはご機嫌(母からの愛のように)
6 アメリカ
もちろんこれがポール・サイモンのすべてではありませんが、なかなか的を得た選曲ではないかなと? またユニークなのは裏ジャケットです。歌うポールの後ろ姿を中心に、それぞれの楽曲におけるライブ写真が囲んでいる。まだまだライブ映像が簡単に見られない時代。このジャケット写真を見ながらレコードを聞けばコンサートの雰囲気が味わえる。実際わたしもそうして聞いたのです。例えそれが空想の世界でも当時は貴重なもの。そんなデザイン・コンセプトが好きでした!!
『コンドルは飛んで行く』や『ダンカンの歌』『ボクサー』では、『コンドルは飛んで行く』で有名なロス・インカスの旧メンバーがいるウルバンバも参加。ライナーノーツを書いている中村とうようさんは、ジェシー・ディクソン・シンガーズとともにポールの音楽性のこのへんを評価!! セールス的にはいまいちだったようですけど、ポールのやりたかったことが詰まったライブ・アルバムといえるでしょう!!
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